Archive for 5月 2011
リモートのスタッフと良いコミュニケーションをする方法
遠隔地のスタッフと業務を行うという話は国土の広いアメリカでは筆者の周りでも少なからず見られる業務形態です。特にスタートアップなどではその傾向は強いようで、リモートでのコミュニケーションを改善するというTIPSに注目が集まっていました。
- 全て書き留める 全てを明確にする為に必ず書き留めて見えるようにする
- いつでも連絡可能な状態に リモートのスタッフが気軽に連絡できるように心がける。聞き出す力が鍵。
- 全てを一カ所にまとめておく コミュニケーション、ドキュメント、タスク管理などが複数のツールに分散しがち。
- テキストを超える 非同期でメールだけでなくインスタントメッセンジャやSkypeなどを活用する。
- 分け隔てなく リモートのスタッフは環境をエンジョイする一方で孤独でもある。チームの一部であると感じさせる事が大事
リモートでの勤務が広く受け止められている事もあり、ベーシックなTIPSですが注目を集めたようです。ビデオチャットは気恥ずかしような気もしますが、非常に便利なツールとして広く使われているようですね。
via:http://mashable.com/2011/04/25/communicate-remote-employees/
テック系カンファレンスで良いWiFi環境を作る方法

テクノロジー系のカンファレンスに参加するとWiFiのネットワーク名とパスワードをアナウンスするという光景は最近はどこの世界でも見かける光景です。グーグルのJavaScriptハッカー、Malte UblさんがJSConfでのネットワーク環境を快適にする為に注意した点をまとめたエントリが話題になっていました。
- 0.基本 WiFi環境を担当する人を決める。
- 1.何も信用しない 会場を予約して「WiFiは大丈夫」と言われても嘘だと思って詳細を確認する。
- 2.参加者の数とデバイスの数 1人あたり2.3のデバイスとして計算する。(iPad以降の数字)
- 3.知らない会場 臨時の設備 事前のテストが難しくなるが、それでもできる範囲でテストすべき。
- 4.帯域 参加者独りあたり上り下りともに100kビットとして計算する。
- 5.チャンネル毎の帯域 1チャンネル毎に有効な帯域は20Mビット、WiFiは11チャンネル。つまり220MBの壁を越える事は出来ない。
- 6.人 bittorrentなどで帯域を大量に消費する人が居た場合はIPをブロックする必要もある
- 7.JSConfでの教訓 100人程度のカンファレンスでも数人、問題になる参加者が居るので対処が必要
このセッションの発表資料がこちらにあります。イベントを運営する際にWiFiの提供は悩みの種の1つです。JSConfはかなりの規模のカンファレンスですが、その裏では地道な苦労があったのですね。みなさんもイベントに参加する際は帯域を大量に使うソフトウェアを終了する事を忘れないようにすると運営者の方の苦労が小さくなるかもしれません。
via:http://www.nonblocking.io/2011/05/how-to-make-wifi-work-at-tech.html
美しすぎるギークと行くザッポスのオフィス

Zappos(ザッポス)は靴のオンラインショップとして始まり、高いユーザーの満足度を得る経営手法で脚光を浴びた企業です。ついには競合していたアマゾンが買収を申し入れるに至ったという事で知られているかと思います。またフォーチュンが選ぶ働きがいのある企業でトップ15に選ばれており職場環境が優れている事でも有名です。この会社のオフィスの様子が前回も紹介した求人サイトDice.com提供の動画番組、「Best Job Ever」で取材されていたものが面白かったので紹介します。

CTOのArun Rajanにインタビューするリポーターはもちろん美しすぎるギーク、ベロニカ・ベルモントです。

オフィスはオープンなタイプ。カメラの動きがあってキャプチャできなかったのですが、かなりユニークな飾り付けがたくさんされているオフィスです。オフィスを訪れた人をリクルーティングのチームが鐘を鳴らして歓迎する様子も映っていました。

開発に携わるエンジニアは500人、PerlやJava、Gitなどを使っているとのこと。また3ヶ月毎に恒例のハッカソンが行われそこで出来たものがサービスの機能になるという事が頻繁に行われているそうです。

ユーザーの満足度だけでなく、従業員の満足度も高いと言われるザッポスですが、ザッポスのスタッフの楽しげな様子がとても印象的です。YouTubeにはZapposのスタッフによるドーナツの大食いコンテストの動画なんてものもアップされていました。
ザッポスについては書籍も出版されていますが、イメージを膨らませる為に動画もご覧になってみてください。
via:http://www.youtube.com/watch?v=VZlEDjs6M6E
GitはNoSQLデータベースなのか?

目を疑うようなタイトルですが、ReadWriteHackに「Is Git a NoSQL Database?」という記事が投稿されていました。事の発端はMarkus Winandさんのブログに投稿された記事、「Choosing NoSQL For The Right Reason(NoSQLを正しい理由で選ぼう)」内でNoSQLのインデックスについて述べた後に提示した疑問発端です。GitがNoSQLなのかもしれないという理由は下記の通り。
- GitはSQLのフロントエンドインターフェースを持っていない
- GitはSQLをバックエンドで使っていない
- Gitは分散型だ
- コンフリクトが起こりうる
Markusさんは「何がNoSQLの最小要件が何で、それをGitが満たしているのかどうか分からないが、NoSQLを正しい理由で使わなければと」所感を述べています。
それを受けたこの記事の中ではNode.jsをフロントエンドに、データストアにGitを使ったWheatというブログエンジンを例に挙げ、「GitってNoSQLなのだろうか?」とさらに疑問を深めています。
コメント欄によるとこのテーマについてのセッションがRuby Conferenceで行われていたそうです。NoSQLとは何なのかを考え直すきっかけになりそうなテーマですね。
さて、皆さんはどう思いますか?
via:http://www.readwriteweb.com/hack/2011/05/is-git-a-nosql-database.php
720万の会員数のサイト、Meetupを300ドルでコピーしてくれ

アメリカのネット社会の1つの象徴とも言える地域密着情報交換サイト「クレイグズリスト」。ニュージャージーのセクション内のWEBカテゴリに奇妙な依頼が書き込まれていました。
Meetupの全ての機能を備えたクローンを探している。報酬は300ドルから600ドルだ。会社の情報やら月額での費用やらの連絡は求めていない。締切までにテストされたコードがサーバーに納品された後に支払いは行う。なおこのサイトはMeetupで出来る事は全て出来なければならない。

Meetupについても少し説明しておきます。Meetupは会員数が720万人、月に25万回のイベントがサイト上に登録されている超巨大なイベントコミュニティサイトです。また4万5千の都市で利用されていてイベントの種類もテクノロジーなどのギークカルチャーだけでなく、スポーツや趣味、社会問題など幅広いのが特徴です。ユーザー同士が集まるイベント自体の事も「Meetup」と呼ぶ事が定着している事からもその影響の大きさが伺えます。
おそらく応募者は現れないでしょうが、愉快犯なのでしょうか。本当にこの値段でMeetupの完全なクローンが出来るのであればきっと大変なことになりますね。
via:http://cnj.craigslist.org/web/2308566632.html
GitHub 創始者が起業するまで
世界で面白いことをやっているギークたちがどういう環境で働いているか?というインタビュー記事を載せている「The Setup」というサイトがあるのですが、先日そこに GitHub 創始者のひとりであるトム・プレストン-ワーナーさんが掲載されました。

Tom Preston-Werner (Photo by The Setup)
彼は自身のブログで「そこに載せるバイオグラフィーを書いたんだけど『長すぎ。』って却下されちゃった…」と、その原文を公開しています。
大学で理論粒子物理学者を志したもののコンピューターサイエンスへ転向した理由は「数学は好きだけど、仕事にするには現実のささいなことにふりまわされすぎるタチだから」とのこと。加えて、8歳の時から BASIC プログラミングで遊んでいて、フィードバックがすぐに得られる点が好きだったと書いています。
結局大学をドロップアウトし、ドットコムバブルに翻弄されたりといった6年間を過ごした後サンフランシスコに引っ越した彼。グローバルなアバターサービスの Gravatar を作ったり、Wikipedia 検索エンジンの Powerset という会社で働いたりしていたそうです。彼も、
ランチのタコスを買ってたら、隣にいるグループが組み込みプロセッサ上で C を最適化するための込み入った話をしてた、なんていうのは他の場所じゃありえないよね。
と表現しているようにプログラマ文化の濃いSF。そこで Ruby コミュニティの勉強会や飲み会に通うようになったのがきっかけで GitHub プロジェクトのパートナーとなる Chris Wanstrath と PJ Hyett に出会い、夜や週末の時間を使って6ヶ月後にサービスを立ち上げます。Powerset がマイクロソフトに買収されるタイミングで、30万ドル(約2400万円)という年棒のオファーを前に、GitHub をフルタイムの仕事にすることに決め会社を辞めたとのこと(このくだりについてはまた別に興味深い記事があります)。
「The Setup」には前述の共同創始者クリスさんの環境も登場します。他にも Google、Tumblr、TextMate、Processing などの開発者、塊魂のゲームデザイナ、YCombinator のポールグレアムなど個性的な面々がたくさん登場していますので、アーカイブからぜひ読んでみてください。トムさんほど長いバイオグラフィーは見つかりませんが、どれも使っているソフトやその理由などから人となりが見えてくる記事となっています。
完璧なCTOの14の条件

エンジニアたるもの、一度はCTO(最高技術責任者)の座に就くべく研鑽に励んでいるかと思います。ニューヨークの広告制作会社のScott Gerberさんが完璧なCTOをどうやって探す方法について周囲の人に聞いた内容をまとめたエントリが1400回以上もツイートされ話題になっていました。テクノロジーカンパニーの成長と戦略の鍵を握るとされるCTOに対して求められる条件は以下の通り。
- リーダーシップ
- 過去の実績
- 責任感
- ビジネスの成長への視点
- 前例の無い問題の解決力
- 技術者から評価される実力
- 空き時間に新しい技術を試すような意欲
- 誠実さと個性
- 運営力と実行力
- スタートアップでの経験
- 雰囲気にマッチすること
- 名門出身者(MIT スタンフォード等)
- 問題が解決するまであきらめない
- コーディングより先を見通す力
なんというか無茶を言うなっていう感じの条件ですね。
この記事はCTOを雇う起業者側の視点、つまり技術の感覚が無い人がどうやってCTOを見つけるかという視点で書かれているのですが。エンジニアがエンジニアでない人からの評価をどうやって高めるのかやビジネス側がエンジニアに何を期待しているのかという意味で参考になるかもしれません。各項目の理由などは元記事に書かれているのでご覧になってみてください。しかしなんでこの記事がそんなに話題になったのか納得できないで居ます。(ツイートにも特に感想が書かれていない)
via:http://mashable.com/2011/05/07/cto-startup-hiring/
先週のA-Listersまとめ #2

Photo by Veronica Belmont
初めまして、@naokomc です。
さて3週目に突入し、だんだんとアクセス数が多くなってきた A-Listers。「美しすぎるギーク」ベロニカの情報が日本語で読めるブログとしても認識され始めてきたようです(写真は本文とは関係ありません)。
先週公開された計12本の記事のうちからよく読まれた記事やアンケート投票結果などの反響をご紹介します。
プログラマはプログラミングをしていないという現実
先週ダントツ人気はこの記事でした。「仕事中、コーディングに使える時間はどのくらい?」というアンケートには、10〜30%という声が多数。50%という人も含めると全体の8割を占めていました。

原文はフロリダのプログラマさんによるものですが、日本でも「わかる!」と共感を持つ人が多くいたようです。コードを書くこと自体に長けているだけではなく幅広いスキルが要求されるのは世界共通。海外のサービスを使うときにも、その裏側には同じようにメールを書くのに悩んだり、ダウンタイムの説明に胃が痛くなっている同志たちがいると思えばもっと親しみがわくかもしれません。
データベースの間違った使い方10項目
次に反響の多かったのはこちら。上記と同様、「当てはまりすぎ!」「あるある」「胸が痛む」などと、かなりの共感を呼んでいました。
「RDBMSってどうですか?」というアンケートの結果は以下のとおり。

なんだかんだといっても現時点では RDBMS を使っているという状況が濃く現れましたが、約半数は可能なら代替となるものについて検討してみたいと思ってもいるようです。
スタートアップで働くのが素晴らしい7つの理由
さらにこちらも人気記事でした。アンケートでは「スタートアップで働いてみたい(72%)」「すでに働いている(28%)」という声のみで100%に達するという結果。Twitter ではこんなコメントがありました。
記事にも「確かに大変なこともあるんだけど」とあるように、スタートアップで働くというのは楽しくワクワクすることばかりではないはずですが、それでもやってみたい!という方が多くいるというのは心強い気がします。
それでは今週も、A-Listers の記事をお楽しみに!記事内容の方向性を考えるときには、いただいたツイートや「いいね!」、はてなブックマーク、コメントなども参考にしていますので、いろんな形でのフィードバックをお待ちしています。
その他の記事
Telehack – ARPANETを再現したサイト

この画面はターミナルではなくブラウザでtelehack.comにアクセスした画面です。このサイトは1985年から1990年のARPANETをシミュレートしたサイトです。コマンドラインベースにはなりますが、アドベンチャーゲームを遊ぶ事がBASICインタプリタが動いたり、別のホストへの接続ができたりと非常に盛りだくさんです。なんとTelnetでの接続も受け付けているとの事。ハッカー心をくすぐったのが話題になっていました。
ゲームをプレイしているところ(地味)

コマンドラインにワクワクする冒険心を思い出してみたい方はどうぞ。
3日間で15万のユーザーを獲得する方法

アーティストや楽曲をリコメンドするiPhoneアプリ、Discovrが3日間で15万のユーザーを獲得した話が公式のブログに掲載されています。その数字の鮮烈さから話題になっていたので紹介します。元々は有料のアプリだったものを5/3から3日間無料にしたところ下記のように強烈なユーザー数を獲得したそうです。

1日に5万人程度がアプリをダウンロードしたようですね。国別の内訳は以下のとおりだそうです。

日本とドイツが圧倒的な数字を残しています。これらのユーザーはアプリ紹介サイトやソーシャルネットワーク、AppStore内のランキングなどから来ているとの事です。また3日間の無料期間に失った売り上げはその後の数日で回収でき、レビューの件数や点数が大きく向上したとの事です。
またアプリは様々な国でダウンロードされるので国際化対応をきちんとしておく事を忘れないようにとも訴えています。
Discovrの紹介記事など:
おすすめApp「Discovr」
関連アーティストをツリーで教えてくれるスゴ技音楽アプリ 〜 Discovr
via:http://www.discovrmusic.com/2011/05/how-we-got-150k-users-in-3-days/

