Archive for 2月 2012
もしもプログラミング言語が車か船だったら
If programming languages were cars…という記事が話題になっています。Nathan Riceさんが書いたこの画像を交えた記事は国内外で2/12頃から幅広く話題になっています。2008年の4月にも似たような趣旨のIf a programming language was a boat…(もしもプログラミング言語がボートだったら)という記事があったので両方を交えていくつかご紹介します。
Perl
Perlは神託で作られた謎めいた車か、港で力強い牽引をするタグボートでしょう。
Ruby
議論の余地はあるけども巧みでややエレガントな車か、ピカピカして運転するのが楽しい流行のボートでしょう。
Java
Javaはちょっとダサいけど実用的な車か、大量の貨物を運ぶけど操縦の楽しくない貨物船でしょう。
C
Cは40年を経てもなおベストな軍用車両か、パフォーマンスに最適化された原子力潜水艦でしょう、
PHP
PHPはご覧の通りの紫のバットワゴンか竹で出来た筏でしょう。
HTML
HTMLはボートではありません。
記事を書いた方の嗜好が見えるという意味で今後も思い出した頃に続いて欲しいシリーズですね。そして安定してネタにされているPHPさんさすがです。
via:arguably
via:If a programming language was a boat… | CompSci.ca/blog
ブログのコメントシステムの速度比較
ブログを運営する上でユーザーとのコミュニケーションに欠かせないのがコメント欄。Pingdomで主要なコメントシステムのベンチマークが公表されていました。対象となったのはWordPressのコメントシステムとDisqus、Facebook、IntenseDebate、LiveFyreそれぞれの外部のコメントシステムです。
詳細な結果は元記事を見ていただくとして、リクエスト数やファイルサイズ、ローディングスピードなどの各方面の比較の結果やはりWordPress組み込みのコメントが一番速かったようです。とはいえその差はあまり大きなものではないようです。その他にも埋め込み型のブログパーツの動作などが気になった場合は同じような観点からのテストをしてみるのもいいかもしれません。
via:Testing the speed of comment systems for blogs | Royal Pingdom
11回目のHackerNews meetupが再び東京で開催 (3/2)
表題の通りの催しが今週末に開催されるようです。参加費用は2500円で、欧米で多いような形式のないスタイルとのことです。
筆者も潜入できればと思っていますが、お時間のある方はどうでしょうか。
正しいJavaScriptの変数名の話をしよう
「var π = Math.PI;
が文法的に正しいJavaScriptだと知っていますか?」という書き出しで始まるJavaScriptの変数名についてのエントリが話題になっていました。エントリーを書いたのはベルギーのフリーランスWEB開発者のMathias Bynensさんです。彼はUnicodeのどんなグリフが識別子として利用できるのかECMAScriptの仕様を見てみることにしたそうです。
ECMAScript 5.1によれば:
識別子は予約語ではない識別できる名前
となっており、直接記号やグリフについての制約には言及していません。元記事ではさらに予約語や識別子に使用できる文字の例外などについて解説した後に、下記のようなコードが有効なJavaScriptの変数名であるとして紹介しています。
// How convenient! var π = Math.PI; // Sometimes, you just have to use the Bad Parts of JavaScript: var ಠ_ಠ = eval; // Code, Y U NO WORK?! var ლ_ಠ益ಠ_ლ = 42; // How about a JavaScript library for functional programming? var λ = function() {}; // Obfuscate boring variable names for great justice var \u006c\u006f\u006c\u0077\u0061\u0074 = 'heh'; // …or just make up random ones var Ꙭൽↈⴱ = 'huh'; // While perfectly valid, this doesn’t work in most browsers: var foo\u200cbar = 42; // This is *not* a bitwise left shift (`<<`): var 〱〱 = 2; // This is, though: 〱〱 << 〱〱; // 8 // Give yourself a discount: var price_9̶9̶_89 = 'cheap'; // Fun with Roman numerals var Ⅳ = 4, Ⅴ = 5; Ⅳ + Ⅴ; // 9
最後にもう一個あったのですが、うまくペーストできなかったので割愛しています。ブラウザ固有の不具合などで動かない場合もあるようです。これらの知見を元に作成されたと思われる変数名チェッカーもあるので触って試すこともできます。
このような先鋭的な変数名を使う機会は無いかと思いますが、デバッグなどには役に立つ知識ではありそうです。
via:Valid JavaScript variable names · Mathias Bynens
github上でスコアを競うcoderwallがチーム戦に対応
githubでの活動に実績(バッジ)を認定してくれるcoderwallがアップデートによりチーム戦に対応しました。ランキングを見るとgithubやjoyent、facebookといったギークな企業のチームが結成されて競い合っています。チームは任意に結成できますが、この数値化によりいわば企業のオープンソース力が可視化される事になります。開発元のブログによるとこの機能を働きたい会社を探す為に役立てる事を考えているそうです。面接の際に質問して聞いた印象がすごいプロフェッショナルな集団だったのに、入社してみてがっかりという状況が事前に防止できるわけですね。
またプロフィールページもアップデートされており、各種の実績を解除した日時やカンファレンスに出席したり、スピーカーとして講演した事などがプロットされたタイムライン風の表示になっていました。ウェブサイトに埋め込む事ができるパーツなども用意されていますし、まだアカウントを作っていない方は登録してみてはどうでしょうか。無料です。
前回の紹介記事はこちら
via:http://coderwall.com/blog/2012-02-05-the-companies-id-want-to-work-for
クールなポートフォリオでInstagramへアピールした話題の20歳の若者
就職してみたい企業に対して超積極的なアピールをした若者が話題になっています。20歳の学生、Alice Leeさんは自分のスキルと熱意をInstagramへのオープンレターという形のサイトにして公開しました。そのデザインの素晴らしさは実際のページを見てもらうとして、ページにはAliceさんがどのような貢献をInstagramにできるのかが外部のサイトへのリンクなども踏まえて紹介されています。
InstragramのAPIを使った作品やフリーランスの作品などもしっかりと紹介されています。また彼女がMicrosoftとfoursquareで開発者コミュニティを盛り上げる経験をした事も書かれています。すごい説得力です。
エピソードを紹介しているThe Next Webでも書かれていますが、彼女がInstagramの目に適わなかったとしてもその他のスタートアップなどから引く手あまたになるのは間違いなさそうですね。
ミーティング:仕事が死ぬ場所
寂しい気分ですか?自分で仕事をするのが嫌になりましたか?自分で決断をするのが嫌ですか?
それならミーティングを開催しましょう!
皮肉なネタ画像と共にミーティングについての5原則がCoding Horrorに掲載されていました。
- 1時間以上のミーティングをしたものは死刑
ミーティングが1時間以内に収まらない場合は根本的な過ちがある。まずはそれを正すべき。 - 全てのミーティングは明確なミッションステートメントが必要
ミーティングの目的を簡潔な短文で定義できますか? - ミーティング前に宿題を済ませる
ミーティングのアジェンダを明確にしたら参加者には事前に何を話すべきかを伝えます。ミーティングルームに入る前に宿題を済ませて準備ができている事が1時間以内にミーティングを終わらせる秘訣です。 - 任意参加にせよ
必須参加は甘えです。ミーティングの参加者はそこに居たいと思っているべきです。 - ミーティングの最後にやることをまとめる
なにもやることがないとすれば、そのミーティングは存在している理由がない。
どうもミーティングでアジェンダと資料を順番に読み上げるような光景を目にすることが多い気がするので、忘れがちな原則ですね。また元記事では途中にgithubでのミーティングについての一節が引用されています。
githubではミーティングはしません。それどころか勤務時間や勤務日もなく、休暇や病欠も記録していません。マネージャーも組織表もありません。ドレスコードや総務管理部もありません。
githubはミーティングが無いどころの騒ぎではありませんが、やはり無駄な時間を費やしたと感じたのであればそこには何か問題があるのかもしれませんね。
via:http://www.codinghorror.com/blog/2012/02/meetings-where-work-goes-to-die.html
“Shit Girls Say”(××な女子のセリフ)というネタが英語圏で人気
英語版地獄のミサワとでも言うようなネタ、“Shit Girls Say”が英語圏でブレイク中です。平均的な頭空っぽの女子のモノマネ(caricaturization of an average, airheaded girl)であるこのシリーズは英語ネタであるとはいえ日本人にもなかなかのインパクトがあります。難しい所ではありますがいわゆる英語版スイーツといって差し支えないのではないでしょうか、
“What’s that movie I like?” (私の好きな映画ってどれ?)
“As a friend, I have to tell you something.”(友達として言わなきゃいけないことがあるの)
発祥はカナダ、トロントの漫画家Graydon Sheppard氏とKyle Humphrey 氏が始めたTwitterアカウント、@ShitGirlsSayです。二人でテレビを見ている時に一方が”Can you pass me that blanket?”(毛布を取ってくれないかしら?)と言った際に「女子みたいな事いってんじゃない」と盛り上がった勢いであるあるネタとして着想したようです。現在のフォロワー数は104万で、Wikipediaのブラックアウトなどの時事ネタにもしっかりと反応しています。こういったあるあるセリフネタのTwitterアカウントとしては@ShitMyDadSaysという先行者も存在しています。
その後、ネタを動画にしてyoutubeにアップロードされたものが爆発的にヒットし再生数は1300万を突破しています。動画内に含まれているネタはジェスチャー的なものも増えていますが、セリフネタも引き続き多いです。
序盤に出ているのは意訳すると下記のような感じでしょうか。
“Do you know anything about computers?” (パソコンわかりますぅぅ?)
“What’s wrong on my computer.” (私のパソコン、なんかへんだよぉぉ)
“Could you do me a huge favor?” (ちょっとお願いがあるんですけどぉぉ?)
英語ネタということで英語圏で人気の動画になっているのが統計にも現れています。
またこのネタのパロディとして様々な “Shit XXXX Say”が動画で作成されまくっています。とはいえ欧米のオフィスでの働き方が反映されているので正直、ピンとこないネタも多いです。。。
プロジェクトマネージャーがいいそうな事
(電話に向かって)「誰がオンラインですか?」
「すごくいいんですが、それは契約には含まれていません」
「みんながよければ、それは後にしよう」
「それは、明日まで保留にしておこう」
「それをできる予算は無いんじゃないかな」
redditユーザーがいいそうな事
「マイナス投票したのは誰だよ!」
「それ、redditで見たしw」
「それ、redditで見たしw」
「それ、redditで見たしw」
Webデザイナーがいいそうな事
「そっちのブラウザーではどうなってます?」
「私のマシンでは動いてます」
「チクショー、IE6かよ!」
「プログラマーがデザインを壊したんですね」
「キャッシュは消しましたか?」
ニューヨーカーがいいそうな事
「電車がこねー」
「観光客め!」
「NewYork Magazineで見たよ」
「POST読んでるの?」
猫がいいそうな事
「にゃーん」
「にゃーん」
「にゃーーー!」
「にゃーん!」
Nyan Catや音楽のように見ただけでわかるミームではなく、英語に深く根ざしているものなので日本ではまったく馴染みがないですし、説明するのも難しいので困惑していますが、ひとまずはこういった話題があるという事をお伝えできればと思います。日本ではネットで話題になったトピックに対する動画コンテンツはニコニコ動画などで作られる事が多いと思いますが、欧米ではかなりyoutubeで遊んでいるユーザーが多いなというのも印象的なところですね。
ここから更に発展した○○が××に言いそうな事というところに更に流行は発展しているのですが、今回はこれぐらいにしておきます。
via:http://knowyourmeme.com/memes/shit-girls-say
GoogleMapsが7周年 驚きの数字
GoogleMapsが7周年を迎えたそうです。つまり7年前までは住所を元に手探りで新しいレストランやオフィスに行っていたんですね。GoogleMapsの発展を示す数字がRoyal Pingdomの記事になっていました。
- 2004
GoogleがGoogle Mapsの元となるデンマーク人の兄弟がC++のプロジェクトを進めているオーストラリアの企業を買収した年 - 8
GoogleがGoogle Mapsを公式にアナウンスしたのが2005年2月8日 - 2010
クリスマスと新年にモバイルの使用量がデスクトップをはじめて越える。 - 2億
Google Maps Mobileの2011年5月時点でのユーザー数
モバイルの方がユーザーが多いというのはたしかに納得です。元の記事にはさらに多くの数字が載っていますのでどうぞ。
via:http://royal.pingdom.com/2012/02/08/google-maps-turns-7-years-old-amazing-facts-and-figures/
githubが子供向けコーディング道場を開催
“もしあなたが7歳の時にプログラミングを学べたらどれだけ素晴らしい事でしょうか?”
githubが子供向けのプログラミングセミナーを行うCoderDojoという企画に参加するという記事がブログに投稿されていました。まずはHTMLやCSSから始まりつつ、PHPやゲームプログラミングなどに発展していく予定のようです。
CoderDojo公式サイトを見るとバッヂとベルトという認定の仕組みもあるようです。
黄色がBasic、青がJunior、赤がSenior、そして黒がMasterとのこと。バッヂ獲得の要件はJSの黄色バッジだと下記のようなものだそうです。
次のことについて学習し説明する。:変数、データ型、関数、配列
次の技術を使ったWEBサイトを作成する。:alerts document.write
バッヂを集めてセッションに参加すると次はベルトという資格が認定されるとの事。githubのサンフランシスコ会場で開催される第一弾は2月の末に開催されるようですが実際のレポートなどを目にするのが楽しみですね。
またもともとアイルランドのNPOがスタートしているこの企画はすでに各国で行われているようで、ロンドンやアイルランドの各都市で開催されているようです。
via:https://github.com/blog/1034-kids-are-the-future-teach-em-to-code