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AWSの認証キーを奪われて仮想通貨を採掘される攻撃が発覚

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My_run_in_with_Unauthorised_Litecoin_mining_on_AWS___Luke_Chadwick

クラウド環境を悪用した仮想通貨の採掘が密かに行われているようです。今回発覚したのはLuke Chadwick氏のAWSのキーがGitHub上にアップされているのを発見した何者かが、20台ものcc2.8xlargeインスタンスを起動させてBitCoinプロトコルを使った仮想通貨であるlitecoinの採掘を行ったとの事です。
AWSからの警告で気がつき、インスタンスを停止するまでの数日間で利用料金は3000ドルを越えたとの事です。

Litecoinは、世界中の誰に対してもすぐに支払えるP2Pの仮想通貨です。Bitcoinプロトコルに基づいていますが、一般のハードウェアを用いて効率的にデータマイニングできるという点でBitcoinと異なります。Litecoinは素早い取引認証(平均2分半)を実現し、多くの人が所有している一般コンピュータとGPUをターゲットにするメモリーハード、scryptベースのマイニングProof-of-Work アルゴリズムを採用しています。今後、Litecoinネットワークは840万まで通貨単位を生成する予定です。

このような不正利用を防ぐ為には二段階認証の設定や、利用レポートの設定、IAMキーの適切な利用などをリコメンドしています。なお後日譚として今回は支払いをAWS側が無効にしてくれたとの事でLuke氏は支払いを免れたようです。

今後もアクセス情報の奪取やホストのハッキング、ボットを利用した無料ホスティング環境の大量登録などからこのような採掘行為が行われる事例は増えるのではないでしょうか。皆さんも管理しているホスト群やクラウドで不正な採掘行為が行われる事が無いように注意して頂ければと思います。

via:http://vertis.io/2013/12/16/unauthorised-litecoin-mining.html

Written by yandod

2013/12/20 at 17:42

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CIAがAWSを使ったプライベートクラウドを構築するらしい

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Report_ Amazon building $600M cloud for CIA - Network World

アメリカ大統領選挙でも一役買った事が知られたAmazon Web Serviceですが、なんとCIAもAWSを使ったプライベートクラウドを構築するらしいというニュースが報じられました。

第一報が報じられたのはFederal Computer Weekという媒体でこれによると、CIAがアマゾンとの10年以上で総額6億ドルにも及ぶクラウドコンピューティング契約に合意したとの事です。とはいえCIAは具体的な契約の内容や金額、契約先については公表しないとの事で公式発表ではありません。

“As a general rule, the CIA does not publicly disclose details of our contracts, the identities of our contractors, the contract values, or the scope of work,” a CIA spokesperson told

この記事を元にしたNetwork Worldの記事では「政府の主要な団体がCloud StackやVMWareではなくAWSを選択した」としつつもAWSがプライベートクラウドの分野にどのように進出するのかについてVPCなどを例に挙げて解説しています。

とはいえやっぱり公式には何も公表されていないので真実は闇の中ですが、話としては面白いですね。

via:http://www.networkworld.com/news/2013/031913-amazon-cia-267881.html

Written by yandod

2013/03/21 at 15:43

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Netflixでクリスマスイブに発生した障害の詳細なレポート

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The Netflix Tech Blog_ A Closer Look At The Christmas Eve Outage

2012年12月24日、Amazon Web Serviceのロードバランサーサービス、Elastic Load Balancer (ELB) で発生した障害はアメリカの多くのネットサービスに影響しました。その中でも特に大きな影響を受けたのがAmazon Web Serviceの大型ユーザである動画配信サイト、Netflixです。Netflixで発生した障害についてはメディアの記事にもなっていますが、Netflixの技術ブログに詳細なレポートが投稿され話題になっていました。

太平洋時間午後12時30分から発生した障害はテレビに接続するデバイスへの再生の北米、ラテンアメリカ向けのサービスに影響を及ぼしました。それ以外の地域、イギリスや北欧諸国では影響は無かったとの事です。このような形で影響範囲が分かれた背景にあるアーキテクチャを記事では解説しています。

Netflixは何百ものELBを使っています。それぞれのELBが別個のサービスや異なるバージョンのサービスをサポートしブラウザやデバイスからの呼び出しに応じてネットワークアドレスを提供します。Netflixのストリーミングはここ数年で千以上の異なる種類のデバイスに実装され、似通ったデバイスはしばしば同一のELBに依存します。デバイスはELBを通じてNetflixの大部分のアプリケーションを実行しているサーバーにリクエストを行います。Netflixが使っている何百ものELBの障害はバックエンドのサーバーへリクエストを通過させる事ができなくなる厄介な問題です。その他のNetflixのアプリケーションには問題はありませんでした。我々のアプリケーションは何らかの形でリクエストが通った場合は通常どおり応答していました。

この解説から見えてくるのは大量のデバイスごとのゲートウェイと実際の配信部分やWebサイトの機能などを分離して実装しているという構造です。幸いクリスマスイブは家族とストリーミングを見る以外の方法で過ごす人が多いのでトラフィックは必ずしも多い日ではなかったようです。またゲーム機などのコンソールは影響を受けましたが、PC向けなど影響が無かったサービスがあったという現象は上記の構造からと推測できます。

エントリは今後も障害の影響を受けない構造を目指して改善を続けていく事と求人の案内をした上で締めくくられていました。

via:http://techblog.netflix.com/2012/12/a-closer-look-at-christmas-eve-outage.html

Written by yandod

2013/01/02 at 10:27

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PHP向けPaaS「PHP Fog」が年内終了の見込み

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花盛りなPaaS (Platform as a Service)ですが、やはり統廃合が起こるのは必然のようです。PHP向けとしては知名度の高いPHP Fogが利用者向けのニュースレターで12月にサービスを終了し、AppFogへの移行(注: AppFogはPHP Fogの次世代版であり、PHPもサポートする)を促すという方針を明らかにしました。まだブログなどにはこの内容はアップされていませんが、ニュースレターの内容がgistにコピペされています。

HackerNewsでもこの話題は投稿されており、下記のような声が見られます。

  • ここ二週間はサポートが顔を地面に落としたみたいで、電話は留守電になってるし、サポートチャットもサイトから消えていた。6ヶ月前に使い始めたPHP Fogは気に入ってるけど、AppFogに移行するかはわからないな。
  • AppFogの方が使いやすいようだし、いいんじゃないの?

なお、上記の声に対してどうも中の人が全レスを付けてまわっているようで、これもなかなかおもしろい光景です。

おそらくPaaSの分野はまだ勝負が決するほど状況は進んでいませんが、各事業者が初期に提供していたスタックを汎用的なスタックに改良した際に古いスタックをどのように捨てていくのかという問題にとりかかるしかないというのが実際のところではないでしょうか。

via:https://gist.github.com/4067487

Written by yandod

2012/11/14 at 15:52

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Online-to-offline 分野で生き残るのは誰か?

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オンラインスタートアップの今後のトレンドという意味で非常に面白い記事を読んだので紹介します。

Who Will Win the Fast Growing Online-to-Offline Sector?

ローカルで行われる取引を web につなげる、というサービスが今日の web 経済で最も成長の早い分野として急浮上している。消費者が(毎日の生活で使う)サービスを見つける/支払う方法を変え、現実に存在する数百億円規模の地方経済に入り込もうという、Online-to-offline 分野のスタートアップの話を聞かない日はない。今日、車を洗う、タクシーを呼ぶ、家事手伝い、宿泊先を探すといったオンラインのマーケットプレイスがある。各スタートアップは自らのやり方で web と現実世界をつなげている。私はこの数年この分野を綿密に眺めてきて、いくつかの長期的な成功を導く要素をあげてみたい。

続けて以下の5点について語っています。

  • 先行者より支払い指向
  • 水平分業 vs 垂直統合
  • P2P マーケットプレイスの場合は特異な在庫形態
  • 閉じた市場はよりよい経験を生み出す
  • 需要に基づいた新しい市場

非常に簡単な英語です。是非読んでみてください。

この記事の中で何度か出てくる AirBnB は特に Y-Combinator の Ramen-profitable を地で行って、最近は $3-4 billion という evaluation が聞こえています。実際僕自身何度も AirBnB は利用していますし、アメリカの大きな街ならかなり available でホテルより安いし気楽という感じがします。

Facebook の IPO の失敗(?)後、スタートアップについては将来性より収益性ということが特に多く語られています。『ローカルで消費される市場は数百兆円の規模』という数字の根拠が無いような気もしますが、ZocDoc, Uber (New York だと GroundLink かな)UrbanSitter などは友人たちとの会話によくでてくる、リアリティのあるスタートアップです。本文中で言及されているスタートアップを以下にあげておきます。

Written by beatak

2012/09/13 at 07:18

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New York 市は公衆電話を公衆 Wifi へ。

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New York 市は公衆電話を無料の公衆 Wifi スポットにしていく、パイロットプログラムを開始すると発表しました。まずは Manhattan に 7ヶ所、Brooklyn に 2ヶ所、Queens に 1ヶ所、合計 10ヶ所から。徐々に拡大していく計画だそうです。正確な場所は Press release を参照してください。

NYC GOV – The City today announced a pilot program to add…

アメリカではしばらく前から Starbucks や McDonald’s で無料の Wifi が提供されていました。Grand Central 駅近くの Bryant Park では長らく Google が無料の公衆 Wifi をやっていましたし、市内に無数にある独立系の Cafe でも最近 Wifi は普通に無料で使えています。旅行者にとっても、New Yorker にしても、無料のネットワークは非常に助かります。

New York 市のデジタル関連の市報は Tumblr にあるんですね…

via NYC is turning payphones into free WiFi hotspots: 10 kiosks launch today

Written by beatak

2012/07/16 at 03:51

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変な日本語 in the Web: Cloudfuji

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日本の雑誌などで英語/フランス語などを使ったアルファベットの名前が氾濫しているように、アメリカでも日本語が唐突に使われている事はよくあります。たまにおバカな入れ墨、とか meme 画像で見たことがあるんではないでしょうか。

英語圏のインターネットはその始まりから、日本語を使ってきました。Yahoo の最初のサーバー群は日本の相撲取りから名付けられました。zen とか ninja などはもう完全に英語に定着したと言えるでしょう。求人情報で『急募: JavaScript 忍者』とかは普通にあります。今よく考えてみたら、おかしな話ですね。

というわけで、変な日本語シリーズを初めてみたいと思います。記念すべき第一回は Ruby on Rails アプリのクラウドデプロイ/マーケットプレイスを目指す cloudfuji.com。あんまり情報が web に載ってませんが、価格のページを見る感じだと購読ベースの手堅いビジネスモデルでしょうか。

会社の名前が武士道で、ドメインが雲富士。最初の看板アプリが歓談。非常に気になる存在です。サンフランシスコがベースで、Meetup Group を主催しているようなので、次回 SF に行く際は是非立ち寄ってみたいと思います。

via: Bushi.do is now Cloudfuji.com

Written by beatak

2012/05/10 at 10:44

The Pirates Bay の次なるサーバー戦略

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Honeywell Gas Micro Air Vehicle UAV

世界最大の Bittorrent トラッカーサイト The Pirate Bay のブログで MrSpock 氏 が次世代サーバー計画を語ります。

我々が常に最適化を行っていることの一つに、フロントマシンをどこにおくか、ということがあります。それらを通して、ユーザーは秘密の場所にあるデータベースに接続されます。今回、我々は驚くべき決断をしました。

GPS でコントロールされた無人飛翔体、遠くまで飛ぶ安価な無線通信機器、小さなコンピュータの3つを使って、数キロメータ上空にサーバーを設置する実験を行います。こうすることで、我々のシステムを停止するためには、飛行機を使わなければいけなくなります。

ちょっと早すぎるエイプリルフールのジョークだとか、出来っこ無いなど否定的な意見も多く見られますが、これまでの The Pirate Bay の生き残り戦略を見る限り、まんざら無い話でもない、と思わせられるのが、またすごいところでしょうか。生暖かい目で見守りたいと思います。

The Pirate Bay – The galaxy’s most resilient bittorrent site

Written by beatak

2012/04/06 at 09:25

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Cloud.comというドメインはいくら?

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Citrix SystemsによるCloud.comの買収が発表されました。

Cloud.comはオープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォーム CloudStackを開発・提供している企業です。もともとはVMOpsという社名でしたが、2010年5月にステルスモードを抜けるとともに社名をCloud.com, Inc.に変えて現在に至っています。

気になる買収額ですが、TechCrunchの推測によるとおよそ$200M〜$250M(2億ドル〜2億5000万ドル)あたりではないかとのこと。そのTechCrunchのエントリーでは「彼らが手に入れた一番の資産はcloud.comというドメインだ!」というジョークが真っ先にコメントされていて笑ってしまいましたが、実際のところ、cloud.comというのはかなり資産価値の高いドメインのような気がします。

「果たしてVMOpsはいくらでこのドメインを手に入れていたのか?」

少し気になったので調べてみたところ、ドメイン名業界向けの情報サイト Domain Name Wireに当時の記事がありました。

記事によると、もともとcloud.comというドメインはMeetupの共同創業者であるScott Heiferman氏が保有していたもので、それが2009年にオークションに出され、2010年2月17日にVMOpsへと所有者が書き換えられたそうです。なお、ドメインが登録されたのは2000年ですが、当時からHeiferman氏が保有していたのかは確認できませんでした。

気になる譲渡価格については「Heiferman氏との契約内容により、開示することはできない」と言われたそうです。ただ、ちょうどその時期にVMOpsが$17M(1700万ドル)の投資を受けていたことから、これがドメインの購入に向けたものだったのではないか?と推測されています。

当然、Citrix Systemsはドメイン名だけを目当てに買収したというわけではないでしょうが、資産にcloud.comというドメインが含まれていなければ評価額はもっと下がっていたであろうことを考えると、Cloud.comの思い切ったブランディング戦略はなかなか上手かったと思わざるをえません。

とはいえ、一番関心すべきなのはHeiferman氏の先見の明ですね。2007年のHeiferman氏のブログには以下のような一文もありました。

(I happen to believe in a Web OS [& I own cloud.com]. Funny how the social OS is now web OS.)

Written by junya

2011/07/13 at 08:00

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Google+のビデオチャット”Hangouts”の技術

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とりあえずGoogle+について何か書いとこう的な空気が各メディアにあるようですが、GigaOMにも「The technology behind Google+ Hangouts」と題された記事が投稿されていました。Janko Roettgers氏によるとここ数ヶ月で行われていたいくつかの技術開発から今回のGoogle+に搭載されている”Hangouts”の現状と今後を推測するという記事です。

  • クラウド
    ビデオチャットをスケールするには大量のリソースが必要になり、その理由でSkypeなどが採用するP2Pはレイテンシや多数との接続に問題がある。グーグルのインフラによるクライアントサーバーモデルがこの問題を解消した。
  • ブラウザとの統合
    現状ではHangoutsはgtalkと同じプラグインが必要だが、プラグイン無しで利用できるように作業中。WebRTCのフレームワークが使われるように。
  • オープンコーデック
    現状ではVidyoのコーデックを使っているが、オープンなコーデックに移行すると見られる。
  • デバイスとの統合
    クラウドベースのビデオチャットはPC並みのビデオ通話をモバイルデバイスやGoogleTVでも実現できるようになる。多人数ビデオチャットを提供するサービスは他にもあるが、マルチデバイス対応はまだ初期段階。

参考記事として紹介されているHangoutsのテックリード、Justin Ubertiさんの記事も併せて読むとこのHangoutsのテクノロジがどのようなものかがよくわかると思います。多人数でのビデオチャットの機能が充実しているのはこのような根本的なアプローチの違いがあったんですね。ということでまずは多人数ビデオチャットの品質のテストをしてみて違いを実感してみるのが良いでしょうか。

via:http://gigaom.com/video/google-hangouts-technology/

Written by yandod

2011/07/01 at 08:13

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