A-Listers

140字に収まらない海外テックネタヘッドライン

Archive for 7月 2011

Nyan Catは実在する猫がモデルだった

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独特のサウンドとアニメーションで世界を席巻したNyan Catですが、なんと実在の猫がモデルだそうです。元々のデザインを行ったテキサスの25歳の青年、Christopher Torresさんのインタビュー記事でその誕生秘話が語られていました。

“Pop Tart Cat” 誕生のきっかけ


本人よると「本当に偶然だった」という事の始りは赤十字への寄付を呼びかけるストリーミング放送中に寄せられた二人のユーザーからのコメントだったそうです。「猫を描いて」というリクエストと「Pop Tartを描いてよ」という別々のリクエストを受けてChristopherさんはジョークとして猫とPop Tartを合体させたイラストを描いてみたそうです。なおPop Tartとはポップアップ型のトースターで焼く子供向けの朝食メニューの1つです。ポップアップ型のトースターが希少になったせいか日本では見た事がないタイプの食べ物ですが、コーンフレークで有名なケロッグの製品です。またモデルになった猫はChristopherさんの飼い猫のMartyちゃんです。確かに似ています。

“Nyan Cat” としてブレーク


このストリーミングの数日後にこのPop Tart Catをアニメーションにするというアイデアを思いつき、製作時間3時間から4時間で作成されたのが見慣れたNyan CatのGIFアニメーションだったそうです。誤解される事が多いようですが、Christopherさんの制作活動はここまで。これを音声合成ソフトUTAUを使って作られた「もももも」さんの
曲、「Nyanyanyanyanyanyanya!」と結合してyoutubeにアップロードしたのがsaraj00nさんという方です。そしてこの動画が話題になったというのが経緯です。Chiristopherさんとしてはあくまで“Pop Tart Cat”だそうですが、“Nyan Cat”として親しまれている事も喜んでいるそうです。

ブレイク後の近況


友人達にも喜ばれ100万を越えるビューアーを得たPop Tart Catですが、現在では公式のTシャツの販売やゲームの制作を行っているそうです。無許可で営利的に利用される例などに対応する為にコピーライトも申請中とのこと。

WordPressのプラグインになったり、ジャズになったり、引き続き拡大中のNyan Cat現象ですが、実在の猫がモデルになったネタ画像だったとはなかなか興味深いですね。

via:http://popgoestheweek.com/2011/04/pop-profile-the-brains-behind-the-viral-phenomenon-nyan-cat/

Written by yandod

2011/07/25 at 08:09

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美しすぎるギーク、ベロニカが誕生日チャリティを開催

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全世界160万人のベロニカファンのみなさん、一大事です。facebookのウォールの書き込みによると7/21はベロニカの29回目の誕生日でした。彼女のfacebookのファンページには怒涛のような祝福がウォールに書き込まれていますが、面白い試みを思いついたようです。

Hey everyone! So, it’s my birthday. Instead of presents this year, I’m “donating” my birthday to Charity:Water! If you’re able to donate, please check out this link so I can help to build a well for people in need of clean water. Thank you!!

清潔な飲料水をアフリカなどに届ける為のcharity:waterというサイトを使って誕生日記念の寄付を受け付けているようです。連名になっているRyan BlockもEngadgetの編集長を務めていたスーパーギークです。ベロニカと彼の関係についてはお察しください

寄付の金額は年齢にちなんだ29ドル、290ドル、任意の額から選べてクレジットカードが使えます。寄付をした人はページ上に名前と金額が表示されます。ウィッシュリストを使ってプレゼントを募るようなやり方もありますが、チャリティを使うというのもまた面白いアプローチですね。

というわけで筆者も早速、寄付してこようと思います
ベロニカさん、お誕生日おめでとうございます!

via:http://www.facebook.com/Veronica/posts/250655201613004

Written by yandod

2011/07/22 at 10:21

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ソーシャル音楽サイト outloud.fm

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outloud.fm

本エントリは普段から少し指向を変えて、僕の友人 Mike O’brien と Steven Hyunh が始めた outloud.fm を紹介したいと思います。

outloud.fm は最新の HTML5 を使った social music サイトです。だいぶ前に取り上げた A-lister で取り上げた turntable とアイデアは似ているかもしれません。まだメディアへの露出はほとんどありませんが、非常に面白いアイデアだと思います。

今アメリカでは Facebook の映画で話題になった Sean Parker を取締役会にむかえる Spotify がローンチされたばかりで、音楽サイトが大きな話題の一つになっています。

以下独占インタビューをどうぞ。


outloud.fm で何が出来るの?


Steven

outloud.fm は、友達とリアルタイムでチャットしながら音楽が聴けるサイト。ログインしたら、新しい room を作るか 既存の room に参加するかして、音楽をアップロードしてみて。Room にいる誰でもが、アップロードできてプレイリストに音楽を追加できるんだ。Room にいる皆がプレイリストの曲を同時に聞けるよ。

( Public room の様子 )

outloud.fm はどうやって始まったの?アイデアはどこから?


Mike

Steven と僕はオフィスでチャットしながら YouTube のビデオクリップとか、blog のリンクとかを送り合って、よく音楽を一緒に聞いてた。いろんな音楽サイトにもいろいろ登録してたけど、最終的に僕らでなんかやってみようってことになったんだ。

最初のバージョンまでどれくらいかかった?


Mike

最初のバージョンをどう定義するかによるけど…2,3週間で、最初のおおざっぱなプロトタイプができてたかな。まぁほんとにアップロードが出来て、チャットが出来て、音楽をストリームするだけのやつ。そこから、バグ修正をしつつ、デザインと機能を繰り返し追加して改善してって…実際、今もまだそんな感じ。少なくとも1週間に1度か2度は何か新しい機能をリリースしてる。


Steven

そうそう、Mike が1週間くらいで作ったっていうプロトタイプを送ってきたのを覚えてる。Twitter ログインがあって、ユーザが入れる Room は一つしかなかった。それって、『こんなアイデアうまくいきっこないからなんか他のことしようぜ』って、Mike に言ったあとだったんだよね。ハハハ。今日に至るまでまでそのことは忘れられない…

これから outloud.fm はどうなるの?


Mike

サイトに関してやりたいこと、アイデアはいっぱいあるし、ユーザも追加機能リクエストをいっぱい送ってきてくれる。実際問題、やることは山ほどあるし今は何に注力すればいいか注意深く決める必要があるね。短期的な目標としては基本機能の充実(例えば曲の人気投票/格付けとかね)だけど、長期的には、ソーシャルネットワーキングサイトや音楽サイトとのインテグレーションに関する何かと、API だな。あとモバイルバージョンもなんとかしたい。いつかは。

2人はどうやって出会ったの?他に支援者はいるの?


Steven

Meetup で一緒に働いているときに出会ったんだ。outloud.fm は現在のところ2人でやってる。でもフィードバックやアイデア、その他の支援してくれる人たち( Takashi も含めてね!)の助けなしにはここまでこれなかったね。


日本でも使えますし(Turntable って日本だと block されてるんですよね?)、利用は無料です。Mike もこのために仕事を辞めて、本気でやっていくみたいなので、ぜひ応援していきたいところです。何かコメントなどありましたら @beatak まで伝えてもらえれば、彼らに伝えておきます!

What outloud.fm can do?

(Steven) outloud.fm allows you to listen to music with your friends while chatting in real-time. After you log in to the site, you can create or join a ‘room’ and start uploading music. Anyone in the room can upload, and the songs are added to a playlist that everyone hears at the same time.

How did outloud.fm started? Where’s the idea coming from?

(Mike) Steven and I used to chat and share music with each other at work, by sending youtube clips or links to blogs. We also were into a bunch of other music sites, and eventually decided we wanted to take a crack at it ourselves.

How long did it take to the first version?

(Mike) I guess it depends on how you qualify the “first” version. Within a couple of weeks I had the first really crude prototype working, which was just barebones uploading, chatting, and streaming music. After that, the design and features have been iteratively added and improved, along with bug fixes. In fact, we’re still in this phase, and have been deploying new stuff at least once or twice a week.

(Steven) Yeah I remember Mike sending me that prototype that he threw together in about a week. It had Twitter login, and there only one room that everyone could join. This came after I told him that I didn’t think the site would work, and that we should focus on something else. Haha, and to this day he won’t let me forget about that…

Where outloud.fm will go?

(Mike) We have a ton of ideas for what we want to do with the site, and we’ve been getting feature requests from users. In fact there’s so much to do that I think we’ll have to be careful about how we focus our efforts. In the short term we want to build out some of the basic features (voting/rating on tracks, for example) but longer-term, some of the ideas center around integration with social networks, and other music sites and APIs. I’d also like to see mobile versions come about, eventually.

Can you tell us how did you meet? Is there any other contributor to the project?

(Steven) We met while working together at Meetup (www.meetup.com). outloud.fm is currently a 2 man operation, but we couldn’t have pulled it off without feedback, ideas, and contributions from a ton of people (including you, Takashi!).

Written by beatak

2011/07/21 at 10:13

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シンプルで美しいクロスブラウザのプレゼンテンプレート

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コードや写真の入ったプレゼンをさくっと作りたいけど、デザインやプレゼン作成ソフトの扱いに頭を悩ませてしまうという方は、「Shower」という HTML ベースのプレゼンテンプレートを使ってみてはいかがでしょうか。

Shower プレゼンテーションテンプレートのデモ

ロシアの Vadim Makeev(pepelsbey)さんが公開しているこのテンプレートセットは、クロスブラウザ・シンプルさ・編集のしやすさなどが特徴で、HTML をベースとして CSS、Web フォント、JavaScript などが含まれています。

Shower のソースとデモページ

コードのサンプルが表示しやすそうなのがいいですね。

pepelsbey.github.com/shower にデモページがあります。

  • スライドをクリックすると、プレゼンテーションモード(フルスクリーン)に
  • 矢印キーでナビゲーション
  • Esc をクリックすると一覧モードに

以下のように、一覧形式またはフルスクリーンいずれの状態にでもプレゼン内の個別ページにリンクを貼ることができます。

データは Github にて MIT ライセンスで配布されています。現在使っているプレゼン作成ツールに満足していない方は、次回プレゼンをする機会に試してみては?

via pepelsbey / shower

Written by Naoko Takano

2011/07/19 at 08:10

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先週のA-Listersまとめ #11

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google_logo

このサイトは今週でオープンから3ヶ月目を迎えます。先週はひと休み的な週となり公開本数は少なかったですが、過去の記事にも引き続き安定したアクセスがありました。そこで人気のあった記事に加え、これまでのアクセスに関するデータを紹介してみます。

Google が私たちの記憶の仕組みを変えている、という話

先週アクセスを集めたのは、記憶とインターネット検索に関する調査結果についての記事でした。この話題は英語・日本語ともに他のニュースメディアやブログでも多数取り上げられていたようです。Google 検索をはじめとするオンラインアクティビティが私たちに与える影響についての注目度が伺えました。

Cloud.comというドメインはいくら?

そして、Citrix Systemsによる「cloud.com」ドメインおよびブランドの買収についての記事もよく読まれていました。もともと英語圏のネットユーザーの間ではかなり一般化した「Meetup」という言葉を広めたサービスであるMeetup.comの共同創業者が保有していたということで、サービスの命名やブランディングに対するセンスもスタートアップには欠かせないものだと思わせられました。

当サイトの過去3ヶ月のアクセス関連データ

A-Listers.jp サイトではこれまでに131件の記事を公開し、9万弱のページビューがありました。そのうち人気があったのは以下のとおり。

アクセスランキング

  1. 致命的すぎるバグがgithubで話題
  2. 大企業はソースコードの管理に何を使っている?
  3. プログラマはプログラミングをしていないという現実
  4. データベースの間違った使い方10項目
  5. ORMがアンチパターンである11の理由
  6. 5歳の女の子が製作したFlashゲームが話題に
  7. わがままなプログラマにならない為の10のルール
  8. 私がオープンソースに参加しない理由
  9. iCloudがMSのAzureとAmazon S3を使っているらしい
  10. 美しすぎるギークと行くEverNoteのオフィス

リファラ

アクセス元を表すリファラランキングは、ブックマークサイト、Twitter、フィードリーダー、検索、Facebook という結果になりました。

  1. はてなブックマーク
  2. Twitter
  3. Google Reader
  4. Livedoor Reader
  5. Google 検索
  6. Facebook

当サイトへのアクセスははてなブックマークのリンクからのものが現在一番多いようです。ちなみにそのうち、「IT」のホットエントリーからが4分の1程度を占めています。また、先週くらいからGoogle+のリファラも徐々に増えてきています。

検索キーワード

これまでの3ヶ月間で当サイトへのアクセスの際に使われた人気キーワードはこのような結果になりました(リンク先はサイト内の関連記事)。

  1. Bitcoin
  2. Github
  3. node.js
  4. Duostack
  5. Github for Mac

サイトへの反応は投稿者にとっても興味深いデータです。今後もサイトへのご感想、ご要望お待ちしています。Twitterお問い合わせフォームをぜひご利用ください。

Written by Naoko Takano

2011/07/18 at 09:00

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Google が私たちの記憶の仕組みを変えている、という話

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インターネットが人々の行動や心理に作用しているという話はすでにたくさんあり、今更驚くべきことでもないかもしれませんが、コロンビア大学の学生による研究で、Google 検索が私たちの記憶に影響を与えているという結果が出たそうです。

研究者のベッツィー・スパローさんによると、

Our brains rely on the Internet for memory in much the same way they rely on the memory of a friend, family member, or co-worker.

私たちの脳は、友だちや家族、同僚の記憶に頼るのと同じような感じでインターネットにも頼っている。

ということですが、自分の感覚に照らし合わせてもなるほどと思います。脳は覚えている必要はないことは忘れてしまうと言いますが、過去の体験からインターネットにあることは忘れてもいいという信頼が築けるほどまでにネットの存在が大きくなったということでしょうか。

ベッツィーさんはさらに、この研究結果は「ネットのやり過ぎは良くない」といったような警告というわけではないとし、

Perhaps those who teach in any context, be they college professors, doctors, or business leaders, will become increasingly focused on imparting greater understanding of ideas and ways of thinking, and less focused on memorization.

大学教授、医者、ビジネスリーダーなど教える立場にいる人達は、暗記より考え方の理解方法を伝授する方にフォーカスしていくようになるかもしれない。

と言っています。研究紹介のページには動画もありますので、気になる人はどうぞ。

Via Google rewiring the way we remember, study says (CNet News Health Tech)

Written by Naoko Takano

2011/07/15 at 20:00

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Cloud.comというドメインはいくら?

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Citrix SystemsによるCloud.comの買収が発表されました。

Cloud.comはオープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォーム CloudStackを開発・提供している企業です。もともとはVMOpsという社名でしたが、2010年5月にステルスモードを抜けるとともに社名をCloud.com, Inc.に変えて現在に至っています。

気になる買収額ですが、TechCrunchの推測によるとおよそ$200M〜$250M(2億ドル〜2億5000万ドル)あたりではないかとのこと。そのTechCrunchのエントリーでは「彼らが手に入れた一番の資産はcloud.comというドメインだ!」というジョークが真っ先にコメントされていて笑ってしまいましたが、実際のところ、cloud.comというのはかなり資産価値の高いドメインのような気がします。

「果たしてVMOpsはいくらでこのドメインを手に入れていたのか?」

少し気になったので調べてみたところ、ドメイン名業界向けの情報サイト Domain Name Wireに当時の記事がありました。

記事によると、もともとcloud.comというドメインはMeetupの共同創業者であるScott Heiferman氏が保有していたもので、それが2009年にオークションに出され、2010年2月17日にVMOpsへと所有者が書き換えられたそうです。なお、ドメインが登録されたのは2000年ですが、当時からHeiferman氏が保有していたのかは確認できませんでした。

気になる譲渡価格については「Heiferman氏との契約内容により、開示することはできない」と言われたそうです。ただ、ちょうどその時期にVMOpsが$17M(1700万ドル)の投資を受けていたことから、これがドメインの購入に向けたものだったのではないか?と推測されています。

当然、Citrix Systemsはドメイン名だけを目当てに買収したというわけではないでしょうが、資産にcloud.comというドメインが含まれていなければ評価額はもっと下がっていたであろうことを考えると、Cloud.comの思い切ったブランディング戦略はなかなか上手かったと思わざるをえません。

とはいえ、一番関心すべきなのはHeiferman氏の先見の明ですね。2007年のHeiferman氏のブログには以下のような一文もありました。

(I happen to believe in a Web OS [& I own cloud.com]. Funny how the social OS is now web OS.)

Written by junya

2011/07/13 at 08:00

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四国発 日本のお菓子を隔週で発送するサービス

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Webのお陰で提供しやすくなった継続課金型のサービスは、提供者にとっても固定収入として魅力的です。四国にお住まいのBemmu Sepponenさんは日本のお菓子を隔週で届けるというcandy japanというサービスを作ってみたそうです。Paypalを使った月額課金で23.95ドルからとのこと。

本人のブログではサービスを思いつくに至った経過も書かれていますのでこちらも読んでみてください。

via:http://bemmu.posterous.com/initial-experiences-from-starting-a-small-sub

Written by yandod

2011/07/12 at 08:00

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先週のA-Listersまとめ #10

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An Update is Available for Your Computer by stickycomics.com

暑い日々が続きますが皆さんお元気でしょうか。それでは月曜ということで、先週アクセスや反応が高かった記事をご紹介していきます!

主に開発に使うマシンは?

先週反響が多かったのはこの記事でした。アンケートへも100票以上の投稿があったので、Hacker News の結果と並べてみました。

「開発に使うマシンは?」アンケート結果

Mac ノートと答えた人がどちらも4割弱でほぼ重なっているのが一番興味深いところでした。「カンファレンスに行ったらみんなMac」というのもなるほどといった感じです。また、当サイトの回答者のほうがデスクトップマシン利用率がやや高く、逆に Linux は Ask Hacker News での回答者に人気という結果となりました。

“美しすぎるギーク”が教えるGoogle+を1.75倍楽しむ方法

Google+ でペットと一緒に hangout ビデオチャットすると楽しいよ!というベロニカの記事も人気でした。

ベロニカは現時点ですでに8500人のフォロワーを集め、ちょっとした投稿をするたびにコメント・+1・共有の数が数十、数百個となっています。現在25位に位置する彼女を含め、Google+上での人気ユーザーランキングに掲載されているような超ヘビーユーザーたちが、ソーシャルネットワーキングサービスの使われ方にこれからどのように影響を与えていくのか気になるところです。

MongoDBは新たなMySQLなのか?

MySQL の大規模なスケーリングについては色々と話題になっていますが、その議論を取り上げた記事も先週アクセスを集めました。

この記事に興味を持った方は、Publickey の「NewOLTPの時代にNewSQLが求められている」 マイケル・ストーンブレイカー氏という記事もいかがでしょうか。GigaOM の Derrick Harris 氏は同じくストーンブレイカー氏の研究をベースに「MySQL から抜け出られなくなっている Facebook – 死よりもひどい運命」なんていうセンセーショナルなタイトルの記事を書いていますが、コメント欄を含めかなり盛り上がっている模様です。

その他の記事

Written by Naoko Takano

2011/07/11 at 08:24

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「ふたば☆ちゃんねる」英語版「4chan」の歴史と匿名性の未来

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Facebook、Google Plus といったソーシャルネットワーキングサービスの新機能などが何かと話題に上がることが多い今日この頃ですが、日本語圏では依然として匿名掲示板も根強く読者・参加者を持っています。そういった日本の掲示板文化にインスパイアされた掲示板が英語圏にもあるのはご存知でしょうか?その、4chan.org の創始者とサイトの歴史などに触れた記事が Slate に載っていました

https://ted.com/talks/view/id/874
 
当時ティーンエイジャーだった Christopher “moot” Poole 氏は、2004年に「ふたば☆ちゃんねる」をモデルにして掲示板を作成しました。最初に作られた/b/ 板は現在も最も人気があり、LOLcatsFAIL ブログリックローリング偽 Successories ポスター など、数々のインターネット上のジョークやキャラクターなどの発祥の地となっているのも2ちゃんねると同様です。先日お伝えしたアメリカでCMに出るほどまでに人気となった Nyan Cat も、こういった掲示板などで何度もリミックス・共有され、他のサイトに広まっていっています。

/b/ の内訳 (via OhInternet)

MIT の研究者たちが昨年この板での活動を調査したところによると、/b/ だけでなんと2週間に約480万スレッド・5600万投稿があったそうです。スレッドの平均寿命はわずか3.9分、トップページの滞在時間は5秒(!)。いわゆるいまどきのサイトのように自動更新がないので流れが目に見えるわけではありませんが、この回転の速さが「スレッドが消える前に反応しないと」という意識や、「面白いものは急いでローカルに保存する」という文化を促しており、瞬間最大風速の強いインパクトのある画像をリミックスしてアップロードするインセンティブになっていると分析しています。

4chan ではほぼすべての投稿が匿名ですが、固有のアイデンティティを持つことで人々は本心を正直に話したり、実験的なことをしない傾向にあると言われています。この研究では「匿名性によってコンテンツと発言者の立場に特別なつながりがなくなり、遠慮なく失敗を恐れず面白いものを評価できる」と結論づけられています。

TEDSXSW でも匿名主義の利点を唱える Poole 氏は現在、Canvas というサイトをスタートしたそうですが、4chan も引き続き運営していくと答えています。TED の動画(上)の最後で、Poole 氏はこのように述べています。

面白いと思うのが 4chanのようなコミュニティーが オープンな広場であるというところです。フィルターはかかっていません。[…] 時代の流れはソーシャルネットワーキングに向かっており、(このようなサイトは)絶滅寸前な状況です。流れは実名社会へと向かっており、私たちの社会はプライバシーの欠如を容認する方向へと進んでいます。そのような方向へ向かう事によって私たちは多くの大切なものを失おうとしているのです。

匿名掲示板にしろ、ソーシャルネットワーキングにしろ、今までなかったものが現れることで私たちは壮大な社会実験の材料になっているのかもしれませんが、このようなすさまじい勢いのコミュニティやそこで活動する人たちの行動が研究されることで判明する人間の心理というのもありそうです。

via 4chanomics on Slate

Written by Naoko Takano

2011/07/08 at 20:55

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