わがままなプログラマにならない為の10のルール
「エゴレスプログラミング」という言葉があります。アメリカのコンピューター科学者、ジェラルド・ワインバーグ氏によって『プログラミングの心理学』にて取り上げられた思想です。プログラマ同士が協調する事で最終的なコードの品質が向上するという思想です。プログラマが協調できていないムードだとコードの品質が下がると言い換えてもなんだか思い当たるフシのある感じです。1970年代からある考え方ですが、ちょうど話題になっていました。さてそのエゴレスプログラミングの為の十戒は下記のようになっています。
- 自分が失敗をする事を認める
- コードは自分自身ではない
- どれだけ空手を知っているかは重要ではない。他にもっと知っている人がいる
- 相談なしにコードを書き換えない
- 自分よりも知識が無い人に対して尊敬と敬意と忍耐を持って接する
- 唯一不変な事は、世界は変わるという事
- 権威は立場からではなく知識から生まれる
- 自分が信じるものの為に戦え、ただし敗北は礼儀正しく認めよ
- オフィスでコードを書くだけの人になるな
- 人物ではなくコードを批評する。人には親切にし、コードには遠慮しない
このルールは1971年に作られたものですが、これらのルールの逆を行く人物を想像してみるとたしかにちょっと同じチームになるのは遠慮したい感じですね。考えさせられる内容なので原文もご覧ください。残念ながら日本語の書籍は手に入れづらい状況のようですが、英語のKindle版はすぐに手に入れる事ができます。
補足
ワインバーグ氏は現在、闘病中です。Twitterにて直近の様子を伺い知る事ができます。著作も多く広く読まれている物が多数です。
参考:
濃縮還元オレンジニュース Gerald M. Weinberg氏,胸腺癌で余命わずか
プログラミングの6大10項目リスト(青木靖氏のサイト内)
via:http://www.codinghorror.com/blog/2007/03/top-6-list-of-programming-top-10-lists.html
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2011/07/18 at 09:01