Posts Tagged ‘MongoDB’
2011年の定番オープンソースソフトウェアリスト(開発編)
日常の開発に欠かす事の出来ないソフトウェアといったら何が思いかびますか?数多くのソフトウェアの中から昨今のトレンドを元にInfoWorldがセレクトした2011年のオープンソフトウェアランキングが発表されていました。10本のソフトウェアに選ばれたのは下記のソフトウェアです。
- CakePHP
Ruby on Railsの影響を受けたPHP用のフレームワーク。習得の容易さとコミュニティの活発さで人気。 - CoffeeScript
インターフェースやサーバーサイドに欠かす事のできないJavaScriptをより記述しやすくする中間言語 - git
バージョン管理の標準になりつつある分散型SCM - hadoop
大規模分散処理を実現するフレームワーク - Hudson / Jenkins
継続的ビルド(Continuous Integration)を行う為のサーバーソフトウェア - jQuery mobile / Sencha Touch
スマートフォン向けのUIを実装する為のフレームワーク - MongoDB
NoSQLデータベースの中でも抜きん出ているスキーマレスデータベース。 - Node.js
サーバーサイドまでもJavaScriptで記述しスレッドを使わない事で効率的なメモリ利用を実現する。 - Web2py
デポール大学のMassimo Di Pierro氏が開発した使いやすくパワフルなWEBアプリケーションフレームワーク
どのソフトウェアも大きな知名度を持ち、実際の活用を聞く事が増えて来たようなものではないでしょうか。選定の条件はいまひとつ不透明ではありますが、この中で利用した事がないものがあれば一考の価値はありそうです。なおリンク先にはデスクトップアプリケーションやデータセンターソフトウェアなどのランキングも掲載されており、7ZipやEucalyptusなどが選定されています。
MongoDBは新たなMySQLなのか?
利用が急速に広がっているMongoDBですが、「MongoDBはMySQLをリプレースしていくのか」という話題が複数のブログで語られています。Joseph Ritcheyさんの記事では「全てのウェブアプリケーションがMongoDBにするわけではないだろう」と言いつつも、スケーリングの容易さやOracleがMySQLを保有したリスクなどに触れつつMongoDBをプッシュしています。
この記事に呼応して書かれたのがRedmonkのStephen O’Gradyさんの記事では「MongoDBの役割が10年前のMySQLに似ている」という印象を述べています。かつてはエンタープライズで必要とされていたストアドプロシージャーやトリガーなどの機能を欠いていたMySQLですが、最もポピュラーなRDMSになりました。これと同じような事がMongoDBでも起こるのではないかという事ですね。
元記事には他にもいくつかの観点と図表があります。10年後の状況を予測するにあたって、10年前と現在の違いを考えるというのは良いアプローチですね。
via:http://redmonk.com/sogrady/2011/07/06/mongodb-is-the-new-mysql/
DotCloudがNode.jsが使えるクラウドのDuostackを買収
先日紹介したNode.jsが使えるクラウドサービスのDuostackがDotCloudに買収されるとのニュースが話題になっていました。クラウドサービスの主戦場は単純な仮想サーバー環境の提供からPaaSに移っていきそうですが、単一のメジャーなサービスで全てのスタックが利用できるようになるのではとの予測もでていました。
なおDuoStackからのニュースレターによるとDuostackのユーザーはDotCloudにもまもなくアクセスできるようになるそうです。これによりDotCloudのユーザーが利用できるスタックはPHP, Ruby, Python, Perl, Java, Node.js, MySQL, Redis, RabbitMQ, Solr, PostgreSQL, MongoDBとなるそうです。ほとんど何でもできますね。。。
via:http://gigaom.com/cloud/exclusive-paas-startups-unite-dotcloud-buys-duostack/
ニューヨークで行われたMongoDB Meetupの様子
ドキュメント指向のデータベースの中でもFourSquareのような大きな採用実績の多いMongoDBのMeetupに行ってきました。ニューヨークはMongoDBの開発元、10genのオフィスがある事もありMeetupはかなり頻繁に開催されています。
何はなくともまずピザが出るのがアメリカンスタンダード(?)。
お腹が膨れたところでセッション。なお僕の見る限りだとアメリカのMeetupは1回の開催でセッションは1つなのが殆どです。(セッションが無い事もある)
PHPフレームワークLithiumの作者、Nate Abeleさんが約2年の利用経験を元にロックの制御やオートインクリメントへの対処、型の取り扱いなどについてノウハウを語っていました。詳しいセッションの内容は動画をご覧ください。MongoDBの実践的なTIPSが気になっていた人には「あるある」といった感じの内容なのではないでしょうか。
cakephperさんによるセッションの内容のサマリ(日本語)
http://d.hatena.ne.jp/cakephper/20110525/1306289903
via:http://www.meetup.com/New-York-MongoDB-User-Group/events/16027270/