Archive for 3月 2012
Codesprints – WEB上で参加できるプログラミングコンテスト
Codesprintsはinterview street上で開催されるコーディングイベントです。出題されるパズルのような問題に対してコードを登録でき、スコアなどがランキングされます。ちょうど昨日はQuoraのスポンサードする5時間のプログラミングコンテストが開催されていました。
ログインするとこんな画面で問題の確認とコードの送信ができます。コードを実際に書かせる面接というのは古くからありますが、今後は選考のもっと早い段階でコーディングの技術を見るということでさらなる実力主義になっていきそうですね。
via:https://www.interviewstreet.com/challenges/
2012年版「間違ったソフトウェアの売り方」
Alex Payne 氏の書いたブログ記事、「How Not To Sell Software in 2012」になるほど、と思ったのでご紹介。無料やオープンソースではないソフトウェアの場合特に、購入のプロセスが「最高に簡単 (as easy as humanly possible)」じゃないとお客さんはどこかに行っちゃうよというお話。
- セールス電話とか Webinar とかやめて。そういうことやる代わりに、サイトに全部情報のっけてね。
- トライアル版がなかなか手に入らないのって困るよね。すぐに試せなかったら、あきらめて次に行っちゃうよ。
- 価格をはっきり書いてくれなかったり、値段で駆け引きするのとかありえない。他のお客さんに聞けば、いくら払ったかすぐ分かるんだから。
- プロダクトの大事な情報がホワイトペーパーのドキュメントファイルにしか書いてないとか、どういうこと?PDF じゃなくて、Flash じゃなくて、Silverlight でも ActiveX でもなくて、サイト内に HTML で書いてよ。
- メールマガジンに自動で登録するって、何?だいたい、お金を払う段階までメールとかの個人情報を聞く必要ないよね。
- プロダクトの動作について詳しく技術者に質問したいのになかなかできないと萎える。フォーラムがなかったら多分他の人が作るだろうし、そうなったらコントロールなんてあったもんじゃないよ。
- クレジットカードも用意してるし、PayPal も Google Checkout も Amazon ペイメントもアカウント持ってるのに、お金払うのが面倒なのはどうよ。他の送金方法って、ちょっとないよね…(訳注: 国内の場合、その他の一般的な送金方法に対応していない状態。海外のお客さんターゲットの場合は参考に)
- 頼んでもないのにスパム電話とかメールとか言語道断。プロダクトが良くできてて必要なものだったら、そのうちきっと見つけるから心配なく。
彼によると、成功しているのは例えばこんなところ。
- Urban Airship、Resumator、PagerDuty、Expensify、Duo Security は価格がはっきりしていてすぐに登録できる。
- Skype のサイトは機能がよく分かるように作られている。
- Google Apps for Business のダッシュボードとカスタマーサービスはひどいけど、価格がわかりやすいのとすぐ登録できるのは良い。
- Datameer はカンペキとは言えないし、サイトに余計な文言も多いけど、すぐにトライアル版が使えるところはナイス。
失敗例には、価格や情報がサイト上で分かりにくかったり、トライアル版のダウンロードや申し込みに電話が必要だったりするサービスが並んでいますので、興味がある方は原文のリンクをたどってみてください。
締めに Alex 氏は「僕はお金を払いたいんだ。必要以上にややこしい購入プロセスは、競合他社の存在よりももっと高いバリアになってるかもしれないよ」 と書いています。
キャパシティなどの事情によってお客さんをフィルターする目的でプロセスを面倒にするというサービスもあるとは思いますが、そうでなければサイトの作り方や購入フローの参考にしたいですね。成功例に挙げられているサイトは英語ですが、ことばが読めなくても分かりやすいというのが感じられると思います。
23人のキッズがプログラミングに熱中したCoderDojo
子供にプログラミングの楽しさを伝える場所があったら素晴らしい場所になる。その証拠といってもいいような写真と記事がgithubのブログにアップされていました。githubでは先日紹介した、子供向けのプログラミングイベントCoderDojoという活動に参加しその最初のイベントが先週末に開催され大盛況だったようです。
23人の子供とたくさんの親、12人のメンターで満員の会場。(※そして脅威のMac率)最初の1時間はHTMLについての内容で子供たちはタグがどのように動くのかを学び、自分自身についてのウェブサイトや2匹のセイウチの写真、Minecraft、脅威の数の忍者軍団についてのページを作成しました。
10分間のランチ休憩(短い!)の後はGame Makerを使ったセッションに移り、メンター達もレッスンの間にソフトウェアの動きを理解するという興味深い進行になりました。ゲームの作成は子供たちにとってもお気に入りだったようで、キーを押すとパックマンがその方向に動くというコードを1方向分を教えただけで残りの3方向をメンターの助けをあまり借りずに書くことができたようです。
最終的にはパックマンを操作してゴーストを食べるというゲームが完成しあっという間の2時間のセッションが終了。終了の際には子供たちもメンターも親も口を揃えてあっという間に終わってしまった楽しい時間を惜しんでいたようです。
「メンターの人がたくさんいて、手を上げればすぐに教えてもらえた」という感想が多かったそうで、メンターや親のサポート体制が行き届いていた事が結果に現れたようです。次回のセッションは3月末に開催され、その後は毎週土曜日の開催になる予定のようです。
元の記事のコメント欄も賞賛のコメントや「Scratchを使ったら?」「Octopintを発見」といったコメントがついていて楽しい雰囲気になっています。日本でもScratchを使った子供向けのイベントを企画している方もいるようですので、このCoderDojoの日本版を見れる日も近いかもしれません。
TechCrunchにも載っていました!
CoderDojoがGitHubと提携して子どもたちのプログラミング独学を支援