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上司へ退職を伝える斬新すぎるビデオが話題
上司に退職を伝える為に作成された斬新なビデオが話題になっていました。
まずは動画を御覧ください。
Marina V Shifrin氏はニュース動画を作成する会社に勤務していましたが、交際や時間や体力などを犠牲にし約2年、勤務していましたが、再生数だけに注意を払う上司などに不満を持ち、再生数を気にせず、自分自身の為に動画を撮影しついでに退職の意思を伝えてみたよう。
当然ながらこの動画は現時点で3日で500万回以上再生され大変な話題になっています。
すでにパロディ動画も作成されており、”I Quit Dance”(退職ダンス)というムーブメントに成長するかもしれません。
またMarina氏、はブログなどの活動、コメディアン活動も積極的に行っており、渦中の人物の近況をウォッチするのも面白そうです。
なんでもツイッター上で多数のプロポーズを受けている事に母親が驚いているそうですが、ダンスっぷりはスルーだそうです。
いやぁ、ミームっていいものですねぇ。
OSSのバグを直して賞金がゲットできる Bountysource
オープンソースソフトウェアの開発だけで生活していくという夢を現実に近づけるサービスが現れました。その名も「BountySource(賞金ソース)」という事で、GitHub上などで公開されているプロジェクトのバグや機能改善に対して賞金が設定され、修正を行った人に支払う仕組みを提供しているサイトです。公式ブログによると、2004年から運営されていたbountysourceは2012年末にリニューアルして、現在のサービスがスタートしたとのことです。
例えばLESSプロジェクトの「ソースマップを生成する」というバグに対しては3人の開発者の修正が採択され、合計で75ドルの賞金が決定されました。また、このBountysourceのサイトのフロントエンド自身の開発もオープンソース化されており、多数の賞金が設定されています。
このサイトは上記のような賞金をベースにしたクラウドソーシング的な側面を持つだけでなく、任意のプロジェクトに対して寄付を行うというクラウドファンディングとしての機能も持っています。自分が支援したいサービスや利用したいプロジェクトに対して、出資を行う事でプロジェクトの開発に活気が生まれる可能性があります。
多くの寄付金を集めているプロジェクトとしては、GitをJavaScriptで再実装するJs-Gitのプロジェクトは現時点で$34,956もの寄付を集めており今後は開発者に対してこの寄付金が賞金として支払われていくようになります。オープンソースへの寄付としてはかねてよりPayPalなどでの送金がありましたが、Bountysourceを利用する事で資金の流れや開発者の貢献度が可視化される事になります。
まだ日本のプロジェクトが目立っている例は無いようですが、今後は日本での利用事例や同様のサービスが日本で登場するといった展開があるかもしれません。オープンソースの文化に賞金という報酬体系がマッチするかどうかは不明ですが、今後も気になるサイトになりそうです。
via:https://www.bountysource.com/
良い仕事は仕事を愛することから始まる
Engine YardのアプリケーションエンジニアのKevin Hollerさんが自身のブログに投稿した記事がHacker Newsで話題になっていました。記事では彼が14歳の時に始めた地元のパブでのアルバイトを通じて学んだ仕事への姿勢について触れています。バイトを始めた当初は平凡な作業の繰り返しの仕事を稼いだお金で何を買うかを考えたり、時計に注意してシフトが終わったらすぐに帰るという姿勢で乗り切っていたようです。一年後には仕事も覚え、仕事に行く事が一番大変という状況だったようです。そんな中で彼が昼休みに見かけたバーテンダーの仕事ぶりが彼の意識を変えます。
ある日曜の午後、店は殆ど空っぽで私はランチを食べながらバーテンダー達と話していた。バーテンダのうちの1人はバーを整頓するのに忙しそうで、他のバーテンダーは普通の作業をしたりすることが無さそうだった。私は何故彼が整頓に忙しいのかを尋ねると彼はこう答えた。「このドリンクは今年は人気なので前に並べないといけないんだ。」このバーテンダーの他のバーテンダーとの違いは店を良くしようとしている事だ。そしてそれが同時にこのバーを彼が楽しんで働ける場所にしている。他のバーテンダー達は言われた事だけやって他の事はしない。もちろん彼だって私と同じくお金の為に働いている。
この日以降、Kevinさんは仕事への姿勢を変えて平凡な仕事を楽しいものにするべくプライドを持って取り組むようになったそうです。大学に入りプログラマーとしての仕事を始めるまで続けていたアルバイトを通じて彼は立派なバーテンダーになりこの経験を下記のようにまとめています。
私は雇用主の為に働いているというよりも、自分自身の為に働いていた。その姿勢が自分自身をより幸福な人間に変え、それが雇用主の為にも良い事だった。
この投稿に対してはHacker Newsの住民も多いに反応しており同様の記事を書いたことがある方もいたようです。否定的な意見では「1000ユーロ以上稼げる仕事をしているからそんなことが言えるんだ」というような者もあり英語の議論ですが内容が追いやすいですね。
この春から新しい生活になり戸惑っている方や仕事が退屈だと感じている方にとって何かヒントになるかもしれません。あなたは現在の自分の仕事を愛せていますか?
via:http://www.kevinholler.com/love-what-you-do-not-what-you-earn/
IT業界とニューヨーク市
A-Listers では New York の話題を繰り返し書いてきていますが、New York 市で一番の産業と言えば、おそらく金融で、その次がメディアでしょう。五月の第三週、インターネット関連のメディアが一同に会する Internet Week NY というお祭りがありました。最終日の 21日は Webby Award の授賞式もありました。ソーシャルメディアが全盛のこの頃では、お祭りごとの相対的な存在感がやや薄らいで来たような気もしますが、ドッグイヤーなインターネットでは 16年も続けば大御所ですね。
ファッションショーや映画など Made in NY キャンペーンを見た事はありませんか?New York 市が街の魅力の紹介と産業の育成の両方を業界と一緒になって取り組んでいるものです。最近ではそのインターネット版とでも言えるようなキャンペーンもやっていて、Digital Jobs なんてのはインターネットを仕事とする我々には嬉しいサイトですね。最新の成果として eBay も New York 市に新しいオフィスを作るようです。
そんな中、New York ローカルな startup に在籍した Jeff Atwood 氏(stackoverflow で有名な Fog Creek の co-founder)が、以前の記事でチラッとお伝えした New York 市長 Mike Bloomberg 氏の2012年の抱負: プログラミングを学ぶことに関して賛否両論なブログ記事を書いてやや炎上していました。
New York 市のテックコミュニティへのリップサービスであろうとはしつつも、もし市長の仕事をこなすために、JavaScript を書かなきゃいけないとしたら何かが根本的に間違ってる、という主張を、自身の過去のエントリを引きつつ高らかに語っています。政治家にはもっと他にすることがある、ある朝起きてたら凄腕 Java プログラマーになっていた Mike Bloomberg が市長職をよりよく出来る理由なんてない!と。
Bloomberg 市長の抱負は、その tweet 自体にも含まれていますが明らかに http://codeyear.com/ のキャンペーンの一環です。女性の IT 業界への参加を促す活動を始め、産業人口の増加は産業自体の強化につながる訳ですから、いいことなんじゃないでしょうかね?
退職理由は「転職先のモニターのほうが大きい」から?
今や、いいエンジニアを雇うのに環境や待遇が重要なのは言うまでもないことで、「希望するマシンが支給される」とか「椅子はすべてアーロンチェア」といったフレーズは魅力的です。しかし、そんな華やかなフレーズの裏側に見え隠れする「社内のカルチャー」という本質を理解しないと、本当に素晴らしいエンジニアを惹き寄せることは難しいもの。
NingやVMware、Akamaiといった企業で働いた経験のあるJohn Josef “Sef” Kloningerさんは、Why Quit? Because They Have Bigger Monitorsというブログ記事で、自身の経験を以下のように紹介しています。
退職理由は「転職先のモニターのほうが大きい」から?
以前の職場での話。
私はエンジニアリングマネージャーで、人材確保に関して問題を抱えていた。チームのエンジニアが会社を辞めて、もっと小さい今風の会社に移ろうとしていたのだ。
以下は退職者面接での一幕。
私:なぜ辞めてしまうんだい?
彼:あっちにはもっと大きいモニターがあるんだ。
私:(疑わしそうに)冗談だろう?うちでも君にもっと大きいモニターを支給できるよ。
彼:僕だけじゃない。あっちでは全員が大きなモニターを使っているんだ。
私:それがそんなに重要なのかい?
彼:僕の作業時間というものを彼らがどれくらい重視しているかわかる。彼らにとっては、僕の網膜により多くのピクセルを詰め込むことは、余分な資金を費やすだけの価値があるってことさ。今となっては、これがまったく真実であると理解できる。このように従業員を評価する職場では、設備投資を節約することと従業員の生産性(そして喜び)を比較して考える。最高のエンジニアは、職務のために最高のツールを与えられる。
大きなモニターはそれをあらわすわかりやすいサインだ。
Kloningerさんは、優秀なエンジニアが惹かれる強いエンジニアリングカルチャーというものを「エンジニアが高く評価され、また重要とされている」ことと定義して、意味合いとしては以下のように説明しています。
- 決定までのプロセス − どんなものをいつ誰が作るのかということについて、技術畑の人たちが提案することで決定がなされる
- ソフトウェアを作り上げる技術に対するリスペクト − プロジェクトによっては期間の予測が難しいものもあるが、そういったものも受け入れられる必要がある
- インフラストラクチャーへの理解 − メッセージキューのスケーリングやビルドシステム、バージョンコントロールなどの機能面とは関係のない作業が必要な場合に、その正当性を上司が理解している
こういったカルチャーを面接の場で引き出す・聞き出すことは双方にとって難しく、それは前述のエピソードでもうかがえます。
記事にはもう1つエピソードがあって、こちらは人によってはそれほど気にしないかもしれませんが、社内文化をうかがい知るという部分ではとても興味深い観点だと思います。
自分のメールアドレスを選べる?
エンジニアでない人々は、メールアドレスがどれくらい重要なのかということを正しく理解していないことがある。メールアドレスはオンラインでのアイデンティティなのだ。
厳格な命名規則(ファーストネームとラストネームの1文字目とか、もっとひどいのはラストネームとファーストネームの1文字目)は、エンジニアのハッピーさよりも画一性に価値を置いた職場であることを暗に示している。
それどころか、従業員に自身のことを「クールな個人」ではない「歯車」や「人的資源」のように感じさせてしまう素晴らしい方法ですらある。
(余談:Human Resources(人的資源)という言葉はやめよう。とても不快だ)
私のファーストネームは風変わりなので、この問題は個人的にも重要だ。もしあなたが sef@company.com を使わせてくれないのならば、それは私にとって大きなマイナス点となる。
エイリアスや、メンバーが1人しかないメーリングリストといったダサいもので誤魔化したりもしてはいけない。シェルプロンプトでどのように見えるか、whoami コマンドが何を返すのかが重要なのだ。
ということで、悪いカルチャーから生まれる悪いポリシーによって、あなたの組織が優秀なエンジニアにとって魅力的ではないポジションに位置することになってしまう、というお話でした。
日本でも、エンジニアだからこそ転職時に気になる社内文化の問題っていろいろあるような気がします。オフィス設備だけでなく、そういった部分にもっとフォーカスをあてた採用活動も増えていくといいですね。
via Why Quit? Because They Have Bigger Monitors | sef.kloninger.com
Codesprints – WEB上で参加できるプログラミングコンテスト
Codesprintsはinterview street上で開催されるコーディングイベントです。出題されるパズルのような問題に対してコードを登録でき、スコアなどがランキングされます。ちょうど昨日はQuoraのスポンサードする5時間のプログラミングコンテストが開催されていました。
ログインするとこんな画面で問題の確認とコードの送信ができます。コードを実際に書かせる面接というのは古くからありますが、今後は選考のもっと早い段階でコーディングの技術を見るということでさらなる実力主義になっていきそうですね。
via:https://www.interviewstreet.com/challenges/
クールなポートフォリオでInstagramへアピールした話題の20歳の若者
就職してみたい企業に対して超積極的なアピールをした若者が話題になっています。20歳の学生、Alice Leeさんは自分のスキルと熱意をInstagramへのオープンレターという形のサイトにして公開しました。そのデザインの素晴らしさは実際のページを見てもらうとして、ページにはAliceさんがどのような貢献をInstagramにできるのかが外部のサイトへのリンクなども踏まえて紹介されています。
InstragramのAPIを使った作品やフリーランスの作品などもしっかりと紹介されています。また彼女がMicrosoftとfoursquareで開発者コミュニティを盛り上げる経験をした事も書かれています。すごい説得力です。
エピソードを紹介しているThe Next Webでも書かれていますが、彼女がInstagramの目に適わなかったとしてもその他のスタートアップなどから引く手あまたになるのは間違いなさそうですね。
アメリカのプログラマの給料はどれくらい?
給料というのは興味深い話題ですが、「君の給料はいくら?」と聞く訳にもいかない話題ですね。カナダ出身のプログラマ、Derek Thurnさんがブログで大手インターネット企業の給料の額について言及していました。(日本円は執筆時にGoogleで変換したレート)
- Google
マウンテンビューやその他の幾つかの大きな米国のオフィスでは年間10万ドルほど。勤務地によって変動する。またボーナスは4万5千ドル以上になる。(合計1,163万円) - Amazon
8万7千ドルぐらい。大抵の場合4年以上すると5万ドルほどの株が付与される。(698万円) - Microsoft
平均で9万ドルくらい。悪くても8万ドルくらいらしい。4年以上すると5万ドルほどの株が付与される(722万円) - Facebook
8万5千ドルから9万ドルくらい。株については複雑だが、4年以上すると20万ドル相当の株が付与されているのではないか。(722万円)
また別のサイトの統計を見てみると、レベルに応じて異なるものの5万ドルから10万ドルくらいまでの幅になっているようです。あくまで統計から読み取った値ですが最低ラインは401万円からという事になりますね。現在が円高傾向という事も合わせて考える必要がありますが、気になる数字ですね。なお最初の記事の著者の方はFacebookやAmazonでインターンをした経験があるという事なので信憑性の高い情報だと言えるのではないでしょうか。
via:http://www.thurn.ca/the_programmer_salary_taboo
売れっ子フロントエンドデベロッパになる為の10のスキル
オランダのテック系コミュニティ、FronteersでRuben Timmermanさんが発表した資料が賞賛を浴びていました。ヨーロッパのコミュニティの様子というと想像もつかないですが、ピザにビールにスライドなんていうカジュアルなmeetupから上の写真のような大掛かりなイベントまで色々と行われているようです。フロントエンドというとHTMLやCSSなどのコーディングのイメージがありますが、このプレゼンが主題とした点は少し違ったようです。
- 新しいツールを追いかける
便利なツールはたくさんありコンバージョンの向上に役立つ。kissmetrics Usabilla Padi Act など - それは自分の仕事か?
マーケティングやUXのアイデアを形にするのがフロントエンダーの役割 - デベロッパとのコミュニケーション
フロントエンダーはバックエンドエンジニアなどの力を借りなければならない。コミュニケーションスキルが重要。 - WEBアプリケーションがどう動いているかを理解する
(ボタンを変更したらシステムの挙動が変わった失敗談の例あり) - デザインを再利用するセンス
- 勇気か説得力
テストの過程でコンバージョンが低下する事もある。そういった際にうまい説得をする - コンバージョン(転換率)マニアになれ
- マニアックでないコードを書け
後で変更しやすいように - スピードにこだわれ
速度はコンバージョンに直結する - モックアップは素早く
ランチの際に出たアイデアもすばやく形にして見せれるように
悪くても百万になるスキル「10 Skills to Become a Frontend Developer worth Millions」という事でなにかと思いましたが、コンバージョンの向上を追求する役目を追求するというストーリーだったんですね。たしかにコーディング部分だけで競争をしていくのは厳しいと感じた人が、その先を見るビジョンとして共感していたようです。
via:http://devblog.eduhub.nl/frontend-developer-worth-millions
リモートのスタッフと良いコミュニケーションをする方法
遠隔地のスタッフと業務を行うという話は国土の広いアメリカでは筆者の周りでも少なからず見られる業務形態です。特にスタートアップなどではその傾向は強いようで、リモートでのコミュニケーションを改善するというTIPSに注目が集まっていました。
- 全て書き留める 全てを明確にする為に必ず書き留めて見えるようにする
- いつでも連絡可能な状態に リモートのスタッフが気軽に連絡できるように心がける。聞き出す力が鍵。
- 全てを一カ所にまとめておく コミュニケーション、ドキュメント、タスク管理などが複数のツールに分散しがち。
- テキストを超える 非同期でメールだけでなくインスタントメッセンジャやSkypeなどを活用する。
- 分け隔てなく リモートのスタッフは環境をエンジョイする一方で孤独でもある。チームの一部であると感じさせる事が大事
リモートでの勤務が広く受け止められている事もあり、ベーシックなTIPSですが注目を集めたようです。ビデオチャットは気恥ずかしような気もしますが、非常に便利なツールとして広く使われているようですね。
via:http://mashable.com/2011/04/25/communicate-remote-employees/