Google+のビデオチャット”Hangouts”の技術
とりあえずGoogle+について何か書いとこう的な空気が各メディアにあるようですが、GigaOMにも「The technology behind Google+ Hangouts」と題された記事が投稿されていました。Janko Roettgers氏によるとここ数ヶ月で行われていたいくつかの技術開発から今回のGoogle+に搭載されている”Hangouts”の現状と今後を推測するという記事です。
- クラウド
ビデオチャットをスケールするには大量のリソースが必要になり、その理由でSkypeなどが採用するP2Pはレイテンシや多数との接続に問題がある。グーグルのインフラによるクライアントサーバーモデルがこの問題を解消した。 - ブラウザとの統合
現状ではHangoutsはgtalkと同じプラグインが必要だが、プラグイン無しで利用できるように作業中。WebRTCのフレームワークが使われるように。 - オープンコーデック
現状ではVidyoのコーデックを使っているが、オープンなコーデックに移行すると見られる。 - デバイスとの統合
クラウドベースのビデオチャットはPC並みのビデオ通話をモバイルデバイスやGoogleTVでも実現できるようになる。多人数ビデオチャットを提供するサービスは他にもあるが、マルチデバイス対応はまだ初期段階。
参考記事として紹介されているHangoutsのテックリード、Justin Ubertiさんの記事も併せて読むとこのHangoutsのテクノロジがどのようなものかがよくわかると思います。多人数でのビデオチャットの機能が充実しているのはこのような根本的なアプローチの違いがあったんですね。ということでまずは多人数ビデオチャットの品質のテストをしてみて違いを実感してみるのが良いでしょうか。
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