想像以上にモダンな英国政府のデジタルデザイン指針
英国の行政サービス情報サイト direct.gov.uk の次バージョンで使われているデザイン上の指針をまとめた Government Digital Service Design Principles(政府デジタルサービスデザイン指針)がアルファバージョンとして公開されています。政府のサイトとして当然といえば当然ですが、現代的で大事なポイントを押さえていますね。
現在すでに採用されている7つの指針をベースにした新しい指針は以下のとおり。
- 政府のニーズではなく、人々のニーズからスタートすること。
- Do less – 本当に必要なものに集中すること。
- データを使ってデザインすること。
- シンプルにするために大変な仕事をちゃんとやること。
- イテレーションにイテレーションを重ねること。
- 国中の誰もが使えるデザインを。
- コンテキストを理解すること。
- ウェブサイトではなく、デジタルなサービスを構築すること。
- 均一性ではなく、一貫性を大事に。
- オープンにすること。それが、改善につながる。
シンプルなことばと実例を含めて紹介されているこのページもなかなか良い例になっていると思いますし、検索やタグを全面に出した新しいGOV.UK のベータ版と、大量の文字が目立つ現在のサイトを比べてもだいぶ改善が期待できそうで楽しみです。
大層な指針を掲げるだけではもちろん何の意味もありません。しかし、ベータサイトを通してフィードバックを募り(メールや GetSatisfaction から意見を送れます)このリニューアルプロジェクトを成功させることで、彼らの目指すものが実現されていくプロセスから学べるものはありそうです。
もしあなたが政府のサイトをデザインするとしたら、どんな指針が重要だと思いますか?
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