ChromeとFirefoxの自動アップデートの効率比較
頻繁なバージョンアップと自動アップデートを採用しているChromeとFirefoxですが、どうやらFirefoxの自動アップデートはあまりうまくいっていないのではと言われています。Royal Pingdomでは複数の図表を使ってこの現象を解説しています。
状況の比較
この図はブラウザシェアをバージョン毎に細分化したもので、Firefox4から頻繁なリリースに移行した事が一目で分かります。これだけ見るとわりとうまくいっているようにも見えます。同じ期間のChromeの状況を見てみましょう。
この図でもユーザーが速やかにブラウザをアップデートしている事が見て取れます。またChromeの場合はバージョン毎にユーザー数が増加している事もわかります。ですがこの記事の主題はユーザーの増加ではなくアップデートの効率という事でさらに異なる尺度からの分析が続きます。
ユーザーへのリーチ率
マーケットのシェアは外部要因に左右されてしまう為、ブラウザ毎の数値を分離しまた自動アップデートが使えるFirefox5以降を対象にした図表を元記事では示しています。この数字が下がっていれば、自動アップデートがあるにも関わらずユーザーが古いバージョンを使っているという事になります。
まずはChromeの場合。新しいバージョンが以前のバージョンをすぐに置き換えている事がわかります。各バージョンが約90%のユーザーにリーチしていてとても効率的です。
Firefoxの場合、どうやら以前のバージョンでのアップデート率に及ばないという状況が続いています。この理由については反響として「プラグインがクラッシュするので自動アップデートを無効にしている」という声が複数寄せられたそうです。元記事ではMozillaがこの状況を好転させる事に期待を寄せつつ、Googleのアップデートプロセスが非常に成功している事に賛辞を寄せています。
via:http://royal.pingdom.com/2011/12/06/comparing-chrome-and-firefox-automated-updates-study/
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