成功するスタートアップのパターン
「こんなサービスを運営するスタートアップを企業したら、どうなる?」という脳内起業に日々忙しい皆さんに面白い情報です。先日公開されたStartup Genome Reportが複数の媒体(TechCrunch, GigaOM)で話題になっていました。この記事ではスタートアップについていくつかの視点からみた面白い考察を提示しています。いくつか面白そうな所を抜粋します。
業種別、ステージ別の収益の推移パターン
発見期、確認期、効率期、拡大期の4つのステージでの収益のパターンを業種別に示した図です。たとえば購読モデルの場合、サービスの拡大の時期に大きく収益の成長が望めることになります。
企業の動機の内訳
企業のマインドにはいろいろな性質があるという分析のチャートです。4時間労働ライフスタイルだけバランスが突出しているのが気がかりですが、性質の具体例は下記のような感じ。
- 自動化推進家(手作業が必要だったものを自動化して提供する)
Google, Dropbox, Eventbrite, Slideshare, Mint, Pandora, Kickstarter, Hunch, Zynga, Playdom, Modcloth, Box.net, Basecamp, Hipmunk. - 社会変革家(一般多数のユーザにリーチし、寡占になりやすい)
eBay, OkCupid, Skype, Airbnb, Craigslist, Etsy, IMVU, Flickr, LinkedIn, Yelp, Aardvark, Facebook, Twitter, Foursquare, YouTube, Mechanical Turk, MyYearbook, Prosper, PayPal, Quora - 構築家(スモールエンタープライズ向けに成功例のあるプロダクトをリビルド等)
PBworks, Uservoice, Mixpanel, Dimdim, HubSpot, Marketo, Xignite, Zendesk, GetSatisfaction, Flowtown - 野心家(エンタープライズでの売上を注視)
Oracle, Salesforce, MySQL, Red Hat, Jive, Ariba, Rapleaf, Involver, BazaarVoice, Atlassian, BuddyMedia, Palantir, NetSuite, Passkey, WorkDay, Apptio, Zuora, Cloudera, Splunk, SuccessFactor, Yammer, Postini
その他、リポートからピックアップされていた5つのポイント。
- 変化を恐れない
- 師匠を探せ
- 投資家を気にしすぎるな
- 技術サポートを受けろ
- ふさわしく計画する
なんというかあまたの星になっていったスタートアップ達の事が考慮されていない気もしますが、夢を描く時に参考にする事ができそうです。また列挙されている具体例ひとつひとつについて調べてみても新たな発見がありそうですね。他にも面白そうなチャートがありますので原文をご覧になってみてください。
同じレポートの記事の和訳記事
http://www.startup-dating.com/2011/05/startup-genome/
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