スタートアップをグーグルメソッドで始めてはならない
スタートアップのビジネスモデルについて「グーグルメソッドで考えるのはやめよう」と呼びかける記事がスタートアップ向けブログメディア The Startup Foundryに掲載されていました。グーグルメソッドとはつまり、「今はまだ利益があがっていないけど、ユーザーが10万人に達しさえすれば広告で採算がとれるようになるはずだ!」という考え方。
Googleのビジネスモデルについては既にご存知の方も多いと思いますが、同ブログによれば、
- Googleは実質的には、マーケットに入り込むために検索を利用している広告の会社である
- 無料のサービスで注目を集め、実際の製品である広告をより効果的なものにしている
といった点で、Googleは多くのスタートアップとは異なるゲームをプレイしている、としています。
一方で、スタートアップ(特に自己資金によるブートストラップ・スタートアップ)は生き延びるためにキャッシュを必要としており、主力製品を無料で配りその分を規模で補うようなやり方はとても危険なので、盲目的にグーグルメソッドをなぞってはならない、と。
では、スタートアップはどうすればいいのか?という話なのですが、同ブログでは自社のサービスに「初日から課金する大胆さ」を持つように勧めています。このアプローチは一部のアントレプレナーたちからは敬遠されているようですが、
- 自分のスタートアップが現実の価値を提供できると信じているのならば、ユーザーにお金を払ってもらおう
- 無料で提供するという考えに怖気付いてはならない
だそうです。
Googleのモデルもスタートアップのモデルも理屈としては理解している人が多いと思いますが、いざ自分のサービスをローンチさせるという段階になってみると、なかなか冷静に判断できなくなるものなのでしょうか…。
via: It sucks to build a startup with the “Google Method” | The Startup Foundry
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