ブラウザ上で動く教育用ビジュアルプログラミング環境 Waterbear
ポートランドで開催されたJSConfにて、ブラウザ上で動く教育用ビジュアルプログラミング環境 Waterbearが発表されました。
Waterbearは、MITメディアラボで開発されているScratchに似たアプローチの言語で、制御構造やユーザーの操作をあらわすブロックを繋ぎ合わせることでプログラミングを行います。ベースがJavaScriptなので、ビジュアルに作成したプログラムから生成されたJavaScriptコードを見ることができるのが特徴です。
開発者のDethe Elza氏が目指しているのは、Alan Kay氏がSqueakで目指したものと同様に、
- プログラミングの書籍で使われるようになること
- プログラミングの初学者がよりプログラミングに没入できる環境となること
- 普通の人がカジュアルなプログラマーとなれること
だということです。
実装としては、jQueryやModernizr、Processing.js、Raphael.jsといったライブラリを使ったクライアントサイド(ブラウザ上)で稼働するアプリケーションとなっています。Waterbearのサイトでは実際にブラウザ上からプログラミングを試すことができますし、ソースコードもGitHubで公開されていますので、興味のある方はちょっと覗いてみてはどうでしょうか。
ちなみに、Waterbearという名前はタフさに定評のあるクマムシから命名されたもので、RubyやPythonといった他の言語からも使えるようなとにかくしっかりした言語を目指している、ということです。
via:http://www.readwriteweb.com/hack/2011/05/waterbear-is-like-scratch-but.php
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