Cloud.comというドメインはいくら?
Citrix SystemsによるCloud.comの買収が発表されました。
- Citrix Buys Cloud.com for More Than $200 Million; Redpoint Is on a Roll | TechCrunch
- Citrix Systemsによるプレスリリース
Cloud.comはオープンソースのクラウドコンピューティングプラットフォーム CloudStackを開発・提供している企業です。もともとはVMOpsという社名でしたが、2010年5月にステルスモードを抜けるとともに社名をCloud.com, Inc.に変えて現在に至っています。
気になる買収額ですが、TechCrunchの推測によるとおよそ$200M〜$250M(2億ドル〜2億5000万ドル)あたりではないかとのこと。そのTechCrunchのエントリーでは「彼らが手に入れた一番の資産はcloud.comというドメインだ!」というジョークが真っ先にコメントされていて笑ってしまいましたが、実際のところ、cloud.comというのはかなり資産価値の高いドメインのような気がします。
「果たしてVMOpsはいくらでこのドメインを手に入れていたのか?」
少し気になったので調べてみたところ、ドメイン名業界向けの情報サイト Domain Name Wireに当時の記事がありました。
記事によると、もともとcloud.comというドメインはMeetupの共同創業者であるScott Heiferman氏が保有していたもので、それが2009年にオークションに出され、2010年2月17日にVMOpsへと所有者が書き換えられたそうです。なお、ドメインが登録されたのは2000年ですが、当時からHeiferman氏が保有していたのかは確認できませんでした。
気になる譲渡価格については「Heiferman氏との契約内容により、開示することはできない」と言われたそうです。ただ、ちょうどその時期にVMOpsが$17M(1700万ドル)の投資を受けていたことから、これがドメインの購入に向けたものだったのではないか?と推測されています。
当然、Citrix Systemsはドメイン名だけを目当てに買収したというわけではないでしょうが、資産にcloud.comというドメインが含まれていなければ評価額はもっと下がっていたであろうことを考えると、Cloud.comの思い切ったブランディング戦略はなかなか上手かったと思わざるをえません。
とはいえ、一番関心すべきなのはHeiferman氏の先見の明ですね。2007年のHeiferman氏のブログには以下のような一文もありました。
(I happen to believe in a Web OS [& I own cloud.com]. Funny how the social OS is now web OS.)
四国発 日本のお菓子を隔週で発送するサービス

Webのお陰で提供しやすくなった継続課金型のサービスは、提供者にとっても固定収入として魅力的です。四国にお住まいのBemmu Sepponenさんは日本のお菓子を隔週で届けるというcandy japanというサービスを作ってみたそうです。Paypalを使った月額課金で23.95ドルからとのこと。
本人のブログではサービスを思いつくに至った経過も書かれていますのでこちらも読んでみてください。
via:http://bemmu.posterous.com/initial-experiences-from-starting-a-small-sub
先週のA-Listersまとめ #10

An Update is Available for Your Computer by stickycomics.com
暑い日々が続きますが皆さんお元気でしょうか。それでは月曜ということで、先週アクセスや反応が高かった記事をご紹介していきます!
主に開発に使うマシンは?
先週反響が多かったのはこの記事でした。アンケートへも100票以上の投稿があったので、Hacker News の結果と並べてみました。

「開発に使うマシンは?」アンケート結果
Mac ノートと答えた人がどちらも4割弱でほぼ重なっているのが一番興味深いところでした。「カンファレンスに行ったらみんなMac」というのもなるほどといった感じです。また、当サイトの回答者のほうがデスクトップマシン利用率がやや高く、逆に Linux は Ask Hacker News での回答者に人気という結果となりました。
“美しすぎるギーク”が教えるGoogle+を1.75倍楽しむ方法
Google+ でペットと一緒に hangout ビデオチャットすると楽しいよ!というベロニカの記事も人気でした。
ベロニカは現時点ですでに8500人のフォロワーを集め、ちょっとした投稿をするたびにコメント・+1・共有の数が数十、数百個となっています。現在25位に位置する彼女を含め、Google+上での人気ユーザーランキングに掲載されているような超ヘビーユーザーたちが、ソーシャルネットワーキングサービスの使われ方にこれからどのように影響を与えていくのか気になるところです。
MongoDBは新たなMySQLなのか?
MySQL の大規模なスケーリングについては色々と話題になっていますが、その議論を取り上げた記事も先週アクセスを集めました。
この記事に興味を持った方は、Publickey の「NewOLTPの時代にNewSQLが求められている」 マイケル・ストーンブレイカー氏という記事もいかがでしょうか。GigaOM の Derrick Harris 氏は同じくストーンブレイカー氏の研究をベースに「MySQL から抜け出られなくなっている Facebook – 死よりもひどい運命」なんていうセンセーショナルなタイトルの記事を書いていますが、コメント欄を含めかなり盛り上がっている模様です。
その他の記事
「ふたば☆ちゃんねる」英語版「4chan」の歴史と匿名性の未来
Facebook、Google Plus といったソーシャルネットワーキングサービスの新機能などが何かと話題に上がることが多い今日この頃ですが、日本語圏では依然として匿名掲示板も根強く読者・参加者を持っています。そういった日本の掲示板文化にインスパイアされた掲示板が英語圏にもあるのはご存知でしょうか?その、4chan.org の創始者とサイトの歴史などに触れた記事が Slate に載っていました。
https://ted.com/talks/view/id/874
当時ティーンエイジャーだった Christopher “moot” Poole 氏は、2004年に「ふたば☆ちゃんねる」をモデルにして掲示板を作成しました。最初に作られた/b/ 板は現在も最も人気があり、LOLcats、FAIL ブログ、リックローリング、偽 Successories ポスター など、数々のインターネット上のジョークやキャラクターなどの発祥の地となっているのも2ちゃんねると同様です。先日お伝えしたアメリカでCMに出るほどまでに人気となった Nyan Cat も、こういった掲示板などで何度もリミックス・共有され、他のサイトに広まっていっています。

/b/ の内訳 (via OhInternet)
MIT の研究者たちが昨年この板での活動を調査したところによると、/b/ だけでなんと2週間に約480万スレッド・5600万投稿があったそうです。スレッドの平均寿命はわずか3.9分、トップページの滞在時間は5秒(!)。いわゆるいまどきのサイトのように自動更新がないので流れが目に見えるわけではありませんが、この回転の速さが「スレッドが消える前に反応しないと」という意識や、「面白いものは急いでローカルに保存する」という文化を促しており、瞬間最大風速の強いインパクトのある画像をリミックスしてアップロードするインセンティブになっていると分析しています。
4chan ではほぼすべての投稿が匿名ですが、固有のアイデンティティを持つことで人々は本心を正直に話したり、実験的なことをしない傾向にあると言われています。この研究では「匿名性によってコンテンツと発言者の立場に特別なつながりがなくなり、遠慮なく失敗を恐れず面白いものを評価できる」と結論づけられています。
TED や SXSW でも匿名主義の利点を唱える Poole 氏は現在、Canvas というサイトをスタートしたそうですが、4chan も引き続き運営していくと答えています。TED の動画(上)の最後で、Poole 氏はこのように述べています。
面白いと思うのが 4chanのようなコミュニティーが オープンな広場であるというところです。フィルターはかかっていません。[…] 時代の流れはソーシャルネットワーキングに向かっており、(このようなサイトは)絶滅寸前な状況です。流れは実名社会へと向かっており、私たちの社会はプライバシーの欠如を容認する方向へと進んでいます。そのような方向へ向かう事によって私たちは多くの大切なものを失おうとしているのです。
匿名掲示板にしろ、ソーシャルネットワーキングにしろ、今までなかったものが現れることで私たちは壮大な社会実験の材料になっているのかもしれませんが、このようなすさまじい勢いのコミュニティやそこで活動する人たちの行動が研究されることで判明する人間の心理というのもありそうです。
via 4chanomics on Slate
“美しすぎるギーク”が教えるGoogle+を1.75倍楽しむ方法

全世界160万人の美しすぎるギーク、ベロニカファンのみなさん、おはようございます。ベロニカもすでにGoogle+上で人気のユーザーの上位に入っていますが、そんなベロニカもかなりの時間をGoogle+で費やしているそうです。そして彼女が自身のブログで薦めるのはペットをカメラ前に連れてきてHangoutのチャットをすること。これにより最低でも75%は楽しさが増すという事です。
さまざまなメディアを使っている彼女もGoogle+のサークルを使った公開範囲のコントロールには満足しているようですよ。
なお私事ですが、6月21日に開催されたgdgtのイベントで彼女にお会いすることが出来、このブログの存在を伝える事ができました。来日の際にはmeetup的な事をしてもいいねなんてありがたい話もありますのでベロニカファンの諸兄は準備の程をよろしくお願いします。(なお、握手をしてもらっただけでハッスルしすぎてしまい、写真をお願いするのは忘れたのが個人的な反省点です。)
via:http://www.veronicabelmont.com/2011/07/hangout-on-google/
MongoDBは新たなMySQLなのか?

利用が急速に広がっているMongoDBですが、「MongoDBはMySQLをリプレースしていくのか」という話題が複数のブログで語られています。Joseph Ritcheyさんの記事では「全てのウェブアプリケーションがMongoDBにするわけではないだろう」と言いつつも、スケーリングの容易さやOracleがMySQLを保有したリスクなどに触れつつMongoDBをプッシュしています。
この記事に呼応して書かれたのがRedmonkのStephen O’Gradyさんの記事では「MongoDBの役割が10年前のMySQLに似ている」という印象を述べています。かつてはエンタープライズで必要とされていたストアドプロシージャーやトリガーなどの機能を欠いていたMySQLですが、最もポピュラーなRDMSになりました。これと同じような事がMongoDBでも起こるのではないかという事ですね。
元記事には他にもいくつかの観点と図表があります。10年後の状況を予測するにあたって、10年前と現在の違いを考えるというのは良いアプローチですね。
via:http://redmonk.com/sogrady/2011/07/06/mongodb-is-the-new-mysql/
主に開発に使うマシンは?

Hacker News内の質問、アンケートコーナーで挙がった質問が興味深いです。「カンファレンスに行ったらみんなMacだったんだけど、これって特別なことなの?」という僕らもよく抱く疑問です。なおここでは「80%以上の開発時間に使うマシンで動画を見るとかメール送受信やネットサーフィンをするとかいうのは含めない」という前提条件です。
現在の集計結果は下記の通り。
- Mac Desktop 35 points
- Mac Laptop 192 points
- Windows Desktop 49 points
- Windows Laptop 36 points
- Linux Desktop 67 points
- Linux Laptop 77 points
- Other UNIX (comment below) 6 points
- Other not listed here (comment below) 2 points
(Hacker Newsを見る人の中では)圧倒的にMacですね。実際クライアントがWindowsでもけっきょくはリモートのLinux上でemacsなんてのはWindowsに数えないでしょうし。プライベートと会社がというのも80%以上の実際の開発作業(コーディングとテスト)が行われているマシンと考えて区分するのでしょう。
ということで開発者にはMacかLinuxを与えるというのが常識になってくれるとうれしいですね。
同じ質問をこの記事にもつけるのでぜひみなさん投票してください。
via:http://news.ycombinator.com/item?id=2731321
iOSにものすごくそっくりなJQuery Mobileのテーマ

最近話題になることの多い、JQuery Mobileを使ってiOSにそっくりな外観のテーマが作成されたようです。そのそっくり具合はデモを見れば一目瞭然です。ネイティブアプリケーションに限りなく近いUIを独自に再現する際には使えるかもしれません。
また簡単なモックアップをPCベースで作るというような応用もできそうですね。
作者のTait BrownさんはメルボルンのUIデザイナーでコードとサイトはgithubで公開されています。
via:http://taitems.tumblr.com/post/7240874402/ios-inspired-jquery-mobile-theme-jquery-mobile
ベストな入門書探し – The best intro book

サイドワークで作られたちょっと変わったサービスがHacker Newsに投稿されていました。The best intro bookは入力されたキーワードに対してベストな入門書をレコメンドしてくれるサービスです。レコメンドというと大規模なもののイメージがありますが、特定の切り口に絞って紹介するというのは新しい手法かもしれません。
インスパイアして日本語版作っても面白そうですね。
CSSだけで作られたアイコン集
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イギリスのフロントエンドデベロッパ、Nicolas Gallagherさんの作ったCSSだけで表現したアイコン集が話題になっていました。サイズが固定だったりと制限もありますが、画像無しでアイコンを表現できるというのはなかなか魅力的です。
参考にして自分でもアイコンを作ってみても面白そうです。


