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Orchestra – PHPコミュニティ注目のPaaS
猛烈なスピードで様々なサービスが登場するPaaSの中で、PHP向けのクラウドとして注目されそうなのがOrchestraです。PHPが使えるPaaSは他にもPHP FogやDotCloudなどがありますが、このOrchestraはPHPコミュニティからの注目が集まりそうです。
PHPのフレームワーク関係をウォッチしているユーザー、特にCakePHPに関心のある人によってはこのツイートの意味は大きいのではないでしょうか?今回Orchestraに加入したGarrett Woodworth氏はかつてCakePHPを大きく発展させたプロジェクトマネージャであり、現在はLithiumという次世代フレームワークの開発に携わっています。また最近、PHPユーザーの間で使われている #phpneeds をいち早く集計しているこのページもOrchestra上で動いています。
コミュニティとの距離感が近くなりそうなこのOrchestraのサービスの概要は下記のとおり。
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“Free” Apps – 無料、ただし制限あり。
a. “Automated Jobs”と”Simple Error Loggin” の機能は対象外。
b. MySQLなどのアドオンは利用可能
c. URLはサブドメイン形式の[app_ name].orchestra.io になる。
d. Auto-scaling機能は利用できない。
e. 無料のアプリは同時コネクションは1つ。
f. ユーザーは無料のアプリを2つまで作れる。 -
“Basic” Apps
a. “Basic”としてデプロイされたアプリはauto-scale機能は無し。
b. 1時間あたりUSD $0.04とアドオンの料金が課金される。 -
“Elastic” Apps
a. “Elastic”としてデプロイされたアプリはauto-scale可能。
b. 1時間あたりUSD $0.10と1時間追加ユニットあたり0.03とアドオン料金が課金
無料でも2つまでアプリがデプロイできるという事でまずはテスト環境や開発用とで試してみるのも良さそうですね。
Turntable.fmの中身はHTML5,Python,MongoDBなど
各地に中毒患者を早くも生んでいるDJ機能付きチャットルームのTurntable.fm。お気に入りの音楽をサイトから検索したり、自分で作成したミックスや限りに書くブラックに近いダークグレーな音源をアップしたりと各地で楽しまれているようですね。そんな注目のサイトの気になる中身がQuoraにて言及されていました。
回答者はファウンダーのBilly Chasenさん。外から見ても分からない点も含めて確定情報を出してくれています。
- フロントはJavaScript + HTML5 (音声のみFlash)
- バックエンドはPython.MongoDB,Memcache,Cherrypy,Tornado
- Amazon EC2 と S3 でホスティング
「iPhoneだと音が鳴らない」という指摘はFlashの関与があるせいなんですね。しかしあれだけの大量のメディアを正面からS3で扱ったら死んでしまうので、ストレージにまでアクセスしないようなアーキテクチャを考案したんでしょうね。これは推理のしがいがあります。
via:http://www.quora.com/Turntable-fm/What-is-the-technology-stack-behind-Turntable-fm
シアトルの15歳の少年が自分のスタートアップを売却
シアトルに住む高校生の少年が自身の企業をActivePerlなどで知られるActiveStateに売却したそうです。話題になっているのはDaniil Kulchenkoさんで彼が起業したのはPerlのPaaSサービスであるPhenonaです。なお買収額は未公表のようです。彼はパートタイムでActiveStateに加わる予定らしく今後要注目のハッカーかもしれませんね。先日のDuoStackの買収もありましたがPaaSに関しては提供できるスタックの種類を揃えるべく早くも統廃合が始まっていますね。
これからPaaSを使うかどうかを考えている我々はどれだけこの少年に遅れをとっているのでしょうか・・・
via:http://www.geekwire.com/2011/seattle-area-15yearold-sells-startup-company-activestate
iCloudがMSのAzureとAmazon S3を使っているらしい
先日のWWDCで発表されたアップルの新サービスがマイクロソフトとアマゾンのクラウドサービスを使っているらしいという話題があがっていました。なんでもパケットをキャプチャするプロキシを使っていたところその中にAzureとS3の名前が出ているみたいですね。
まぁだから何っていうほどの内容でもありませんが、トリビアとして。WWDCのリアルなレポートが見てみたい方にはdrikin.tvのWWDC特集の回をお勧めしますよ。
via:http://www.infiniteapple.net/is-icloud-utilizing-microsoft-azure-and-amazons-cloud-services/
美しすぎるギークと行くEngine Yardのオフィス
全世界160万人のベロニカファンのみなさん、こんばんは。今回は美しすぎるギーク、ベロニカがRailsによるPaaSの先駆者であるEngine Yardのオフィスを紹介する動画を見てみたいと思います。こちらも前回までと同じようにDice.com提供の番組、「Best Job Ever」からの動画です。
今更説明の必要も無いかもしれませんが、Enigine YardはRuby On RailsによるWEBアプリケーション開発に特化したサービスやトレーニングを提供しており、Java上でRubyを動かすJRubyの開発にも貢献している非常に技術力優れた企業です。オフィス内は天井も高く、広々としていますが人影もまばら。その理由はみんなパブに行ってしまっているから(笑)。といってもそこでは毎週の達成した事項などのディスカッションを(ビールの助けを借りて)行っているそうです。※アジャイルのプラクティスである「回顧(retrospectives)」だと思われます。
「どうしてRailsが他のRubyの実装よりも優れているんですか?」とのベロニカに質問に回答者のNic Williamsさんが「素晴らしい質問!」と一気にヒートアップ。(ベロニカはこのドヤ顔)Railsによる高速開発がいかにプロジェクトにとって有用かや、オープンソース活動、ドキュメントの重要性と非常にデペロッパにとって身近な話題が次から次へと出てきます。
その他にもアプリケーションが大きくなった際のテスト駆動開発の利点や、エンジニアが犯しがちな失敗などについても話題もテンポよく出てきます。このシリーズの動画を見るのは4本目くらいですが、今回は特にインタビューのテンションが高くテクノロジーへの愛が感じられる面白いインタビューでした。Rails、クラウド、TDD、アジャイルとやはりサンフランシスコにはITの最前線が存在しているのかなと感じさせられました。
今回はベロニカの衣装も3パターンもあるのでぜひ動画をご覧になってみてください。
via:http://www.youtube.com/watch?v=PQx6FKkQXMs
HerokuがNode.jsのサポートを開始
RubyアプリケーションのPaaSとして知られるHerokuが、Node.jsで書かれたアプリケーションへの対応を開始しました。現時点ではパブリックベータという位置付けですが、これまでと同様の使い勝手で簡単にNode.jsアプリケーションをデプロイすることが可能となっています。
Herokuでは、アプリケーションが稼働するOSとRubyインタプリタの組み合わせをスタックと呼び、これまでは2種類のスタックが用意されていました。そこに、今回新たにRuby 1.9.2とNode.jsをインタプリタとして含んだCeladon Cedarというスタックが追加され、これを使うとRails3アプリケーション、Sinatraアプリケーションなどのほかに、Node.jsを使ったアプリケーションにも対応するという形です。
HerokuでNode.jsアプリケーションを動かす手順については、Getting started with Node.js on Heroku/Cedarが詳しいので、興味のある方はぜひ試してみてください。各種パッケージもインストール可能なので、expressフレームワークやPostgreSQL(Herokuが標準提供するデータベース)を利用した本格的なアプリケーションも運用できそうです。
これまでもHerokuはNode.jsの試験的なサポートを行なっており、クローズドなベータテストが続けられていましたが、今回突然パブリックベータとして公開された背景には、このところ新しいPaaSプレイヤーが続々と登場していることも大きく影響しているのでしょうね。
via: Heroku Gets Node.js and More in New Beta Version – ReadWriteCloud
DotCloudがNode.jsが使えるクラウドのDuostackを買収
先日紹介したNode.jsが使えるクラウドサービスのDuostackがDotCloudに買収されるとのニュースが話題になっていました。クラウドサービスの主戦場は単純な仮想サーバー環境の提供からPaaSに移っていきそうですが、単一のメジャーなサービスで全てのスタックが利用できるようになるのではとの予測もでていました。
なおDuoStackからのニュースレターによるとDuostackのユーザーはDotCloudにもまもなくアクセスできるようになるそうです。これによりDotCloudのユーザーが利用できるスタックはPHP, Ruby, Python, Perl, Java, Node.js, MySQL, Redis, RabbitMQ, Solr, PostgreSQL, MongoDBとなるそうです。ほとんど何でもできますね。。。
via:http://gigaom.com/cloud/exclusive-paas-startups-unite-dotcloud-buys-duostack/
Duostack – RubyとNode.jsが無料で使えるクラウドがオープンベータ開始
ゴールデンウィークまっただ中に新しい事に挑戦したい方にいいアイデアです。Duostack公式ブログにてRubyとNode.jsが使えるクラウドサービスのオープンベータが開始した事が告知されていました。
HerokuやPHP Fogなど各言語に対応したクラウドが流行していますがそこにNode.jsが選択肢に加わりました。5月6日までに登録したユーザーには後に特典がある事もアナウンスされていますので、この機会にNode.jsに触れてみるのはどうでしょうか。登録はメールアドレスとパスワードだけでものすごく簡単です。オープンベータはとりあえず無料です。
ここからはNode.jsならnpm、RubyならgemでDuostackのクライアントを入れればgitでpushするだけでデプロイができるようになります。
via:http://blog.duostack.com/post/5128347496/public-beta-launch